妊娠が分かり、見慣れた景色も色鮮やかに感じる滴（水野美紀）。しかし夫の良介（永井大）が妊娠を喜んでくれているのかどうか、まだ分からずにいた。
滴が担当する患者、野上（土屋裕一）の腫瘍ががんだと分かる。彼の妻の出産予定日までひと月余り。自分の病気を知らない野上が子供を楽しみにする様子に、滴はせつない思いで…。
同僚の保井（MEGUMI）から、がんの再発がないか定期的に調べているかと問われ、動揺する滴。何の問題もないと取り繕うが、妊娠が再発に全く影響しないとも言えない。がん検診もずっと受けておらず、滴の心の底に不安が頭をもたげる。