第7回 2010年11月23日(火)放送 あらすじ

解ける謎、新たな敵へ

 情報提供者だった堂島(唐沢寿明)から「あんたの復讐はおしまい」と告げられた芽衣子(菅野美穂)は、渡された次のターゲットの資料を見てその意味を知る。芽衣子を襲い、真島(玉木宏)を負傷させた男は溝口(金井勇太)で、宇喜田(吉田鋼太郎)と裏で繋がっていたのだ。警視庁捜査一課の実権を握る宇喜田が、警察権力や溝口まで利用して復讐を妨害しているとすれば、芽衣子や堂島にも手の出しようがない。だが、屈する様子のない芽衣子は堂島に電話をかけ、「これは手詰まりなんかじゃない。やっと動き始めたの」と復讐の続行を告げる。

 真島は傷の痛みをおして捜査一課に出勤し、芽衣子を襲った犯人の遺留品を鑑識で調べて欲しいと万里(吉瀬美智子)に依頼。さらに、未だ行方のつかめない三輪(モロ師岡)から電話があり、15年前の事件は冤罪だったと告げられたことを万里に明かす。芽衣子を犯人に仕立て上げた黒幕は、警察関係者ではないかと疑惑を口にする真島の言葉に衝撃を受け、絶句する万里…。

 まもなく、刑事部長に呼び出され、捜査一課長への昇進を打診された宇喜田が一課の部屋に戻ってきた。真島は15年前の事件について宇喜田を追及。捜査の中で真島は、事件の担当が宇喜田だったにもかかわらず、当時の捜査資料から名前が消されていたことを突き止めていた。さらに、事件をきっかけに宇喜田が異例の出世を遂げていることを突きつけ、「その出世が、何かの見返りだとしたら見過ごすわけにはいかない」と挑発する。

 その頃、芽衣子はペットサロンに届いていた自分あての封筒に気づく。差出人は三輪だった。中から出てきたのは、芽衣子が服役した日から金が毎月積み立てられている三輪名義の銀行通帳と手紙。そこには、「あなたには本当に申し訳ないことをした」という三輪のざんげが綴られていた。

 一方、宇喜田は一軒の古びたアパートを訪ねていた。そこに潜伏していたのは溝口。宇喜田は溝口に金を渡し、芽衣子の襲撃に失敗したことをとがめると、薬物中毒の溝口が欲しがる覚せい剤をちらつかせて「標的を変えよう。邪魔は早めに取り除くべきだ」と次に襲う別の人物を指示。「お前もよく知っている人間」とその名前を告げ…。

 同じ頃、真島に三輪から再び電話が入った。「お前にだけ話したいことがある」と真島を人気のない公園に呼び出した三輪は、15年前の事件について驚くべき事実を明かし始める。

キャスト

スタッフ

■原案
 相沢友子

■脚本
 大久保ともみ
 平野悠希

■プロデュース
 吉條英希(関西テレビ)
 稲田秀樹(共同テレビ)

■演出
 小林義則(共同テレビ)
 植田泰史(共同テレビ)

■音楽
 住友紀人

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