第9回 2011年6月14日(火)放送 あらすじ

パパの生まれた町

 意を決した大地(反町隆史)は、自分が末期のすい臓がんに冒されていることを、円山(伊原剛志)に打ち明け、「あとどれくらい生きられるか」と尋ねる。検査の結果、円山からは、がんがほかの臓器にも転移し、「あと1カ月もつかどうかもわからない」重篤な状態だと告げられる。
 円山は、これから激しい痛みに襲われる頻度が増え、羽雲(加部亜門)の前で命を落とす事態もありうると警告するが、大地は入院も治療も拒否。羽雲と親子の思い出を作るため、残された時間をすべて費やす決意を固める。
 そんな折、羽雲が大地の田舎に行きたいと言い出した。父親の自殺を目の当たりにした大地にとって、故郷は辛い思い出しかなかったが、羽雲の願いを叶えたいと自分が生まれ育った港町に羽雲を連れて行こうと約束する。しかし、大地の体調はどんどん悪化の一途をたどっていくのだった。
 一方、華織(井川遥)は慎平(鹿賀丈史)からフランスでの仕事を持ちかけられる。キャリアを積む絶好のチャンスだが、2年は日本に戻れないという現実に、自らの夢と羽雲への思いの狭間で、華織の心は揺れる。
 その頃、故郷で羽雲と楽しい時間を過ごしていた大地は、親子の記念写真を撮ろうと写真館を訪れる。そこでふと思い立ち、自分ひとりの写真を撮影してもらうことに。表情を引き締め、覚悟を決めたようにカメラを見つめる大地の胸中は…。

キャスト

スタッフ

■原作
 「グッドライフ」
 チョ・チャン イン著(小学館文庫)

■脚本
 大久保ともみ

■脚本監修
 大島里美

■監督
 三宅喜重(関西テレビ)

■チーフプロデューサー
 笠置高弘(関西テレビ)

■プロデューサー
 木村 淳(関西テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作著作
 関西テレビ

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