第5回 2011年5月17日(火)放送 あらすじ

ぼくの会いたい人

 羽雲(加部亜門)の治療は順調に進み、病状は安定。だが、食欲が落ち、以前のように病院スタッフに無邪気に話しかけることも少なくなっていた。親友の太陽(小山颯)が亡くなったこともあり、気力をなくしたかのように見える羽雲が七海(榮倉奈々)には心配でならない。

 病室を訪ねた大地(反町隆史)は、羽雲が病院から一歩も外に出ることができないストレスを抱え込んでいることに気づく。1学期に入院し、夏休みを病院で迎えていた羽雲は、楽しみにしていたプールに行くこともできないのだ。大地は少しの間だけでも羽雲を喜ばせてやりたいと円山(伊原剛志)に外出許可を願い出るが、円山は治療に細心のケアが必要な時期だと難色を示す。

 そんなある日、華織(井川遥)が病院に現れた。慎平(鹿賀丈史)から羽雲の入院を聞かされて心配でたまらず、会いたい気持ちを抑えられなかったのだ。華織は羽雲の面会を求めるが、親権を持つ大地の許可がなければ認められないと円山に断られてしまう。

 華織は意を決して大地のもとへ。羽雲が白血病だと聞かされてショックを受け、会わせて欲しいと頼むが、大地は冷たく突き放す。

 そんな折、円山からついに外出許可が出た。父親と一緒に出かけられると聞き、「パパと遠足に行ける」と大喜びする羽雲。大地は七海の提案で白紙の“お願いカード”を5枚渡し、外でやりたいことを5つ書くよう羽雲に告げる。しかし、最後の1枚は前日の夜になっても、白紙のまま。それに気付いた大地は七海に、「子供は母親に会いたいものか」と独り言のように悩みを打ち明ける。

 羽雲が待ちに待った外出の日がやってきた。大地は羽雲がカードに書いた願いをすべて叶えてやろうと奮闘する。楽しそうにはしゃぐ羽雲の姿に、大地は顔をほころばせる。

 その頃、華織は羽雲に会えない苦しい思いを慎平に打ち明けていた。羽雲を手放した自分にはどうすることもできないと漏らす華織に、慎平は「また、目をそらすのか。本当はどうしたいんだ?」と指摘。すると華織はひと目でいいから羽雲に会いたいと心情を吐露する。

 一方、羽雲の書いた4つ目の願いを叶え、クラスメートのあおい(畑芽育)と羽雲を会わせていた大地の携帯電話に華織から着信が。羽雲に会わせて欲しいと必死に訴える華織に大地は…。

キャスト

スタッフ

■原作
 「グッドライフ」
 チョ・チャン イン著(小学館文庫)

■脚本
 大島里美

■監督
 三宅喜重(関西テレビ)

■チーフプロデューサー
 笠置高弘(関西テレビ)

■プロデューサー
 木村 淳(関西テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作著作
 関西テレビ

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