第4回 2011年5月10日(火)放送 あらすじ

パパとボクの約束

 羽雲(加部亜門)の闘病を全力で支えようと決心した大地(反町隆史)は、上司の奥田(北見敏之)に自ら願い出て定時に帰宅できる資料部へ異動。仕事を終えるとその足で病院に通い、慣れないながらも懸命に羽雲の看病を続けていた。

 一方、羽雲は同室の入院患者で同じ年頃の藤本太陽(小山颯)と仲よくなり、病院での生活にも慣れ始めていた。そんなある日、母親の美紀(奥貫薫)に甘える太陽の姿を目にした羽雲は、華織(井川遥)がいないことを痛感。うらやましさから太陽にすねた態度をとり、ケンカをしてしまう。

 翌朝、目を覚ました羽雲は太陽のベッドが空になっていることに気づく。容体が急に悪化し、病室を移って治療を受けることになったのだ。太陽は羽雲と同じ小児白血病に侵されていた。

 羽雲は弱々しくベッドに横たわる太陽を元気づけようと考え、太陽の好きな恐竜のパズルを作ることに。羽雲にせがまれ、パズルを買って病院に向かった大地は、太陽の病室に慌ただしく駆けつける七海(榮倉奈々)に遭遇する。太陽の容体が急変し、危篤状態に陥っていたのだった。そして数時間後、円山(伊原剛志)らの懸命の治療もむなしく、太陽は息を引き取った。

 美紀は羽雲にショックを与えないよう、太陽の病気が治って退院したと説明。必死に笑顔を作り、「何があっても元気になって、パパを喜ばせてあげて」と羽雲を抱きしめて病院を去る。だが、羽雲は何事か察したのか、急速に元気をなくしていく。円山は羽雲に真実を伝えるよう大地に助言するが、大地は羽雲が傷つくのを恐れて言い出すことができない。

 数日後、病院に慎平(鹿賀丈史)が現れた。絵画のワークショップに来ている羽雲の同級生から入院していることを聞かされ、驚いて様子を見に来たのだ。だが、親族でないことを理由に面会を断られて帰ろうとしたとき、力なく車いすに乗せられて運ばれていく羽雲の姿を見てがく然となる。

 羽雲は太陽の話をあえて逸らそうとする大地に反抗的な態度を取るようになっていた。待合室でひとり思い悩む大地。そこに七海が現れ、友だちの死は子どもにも伝えるべきだと助言。「悲しいときは泣いていい。ちゃんと泣かせてあげてください」という七海の言葉を聞いた大地の心に、ある思いが浮かび…。

キャスト

スタッフ

■原作
 「グッドライフ」
 チョ・チャン イン著(小学館文庫)

■脚本
 大島里美

■監督
 白木啓一郎(関西テレビ)

■チーフプロデューサー
 笠置高弘(関西テレビ)

■プロデューサー
 木村 淳(関西テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作著作
 関西テレビ

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