第11回 2011年6月28日(火)放送 あらすじ

ありがとう、パパ

 大地(反町隆史)が断腸の思いで羽雲(加部亜門)を突き放し、華織(井川遥)のもとに送り出してから2週間が過ぎた。華織と暮らし始めた羽雲は、大地のことなど忘れたかのように明るく振る舞っていた。しかし羽雲が、強がって無理をしていると気づいた華織は、慎平(鹿賀丈史)に会い、羽雲の心に大地がいる間は日本を離れられないとフランス行きの辞退を告げる。
 そんなある日、羽雲はついに大地に会いたい気持ちを抑えきれなくなり、一緒に暮らしていたマンションへ出かける。が、すでに部屋は引き払われており、大地の姿はもちろん、家具もすべてなくなっていた。追ってきた華織も無人の部屋で泣き崩れる羽雲を見つけ、大地が何も言わず姿を消したことを悟ってがく然となる。
 一方、大地は明青医大から海の見えるホスピスに転院し、ひとり静かに最期の時間を過ごしていた。訪ねてきた七海(榮倉奈々)にも「息子が本当のことを知る日が来たら渡して欲しい」と羽雲への手紙を託し、「いい人生を送ってください」と別れを告げ、かたくなにひとりで最期を迎える覚悟を決めていた。
 大地の行方を探す華織は、手掛かりを探し、マンションから持ち帰った郵便物を調べていた。そこに大地の遺影のような写真を見つけ、胸騒ぎを覚えて七海のもとを訪れる。大地のことで何か知っていれば教えてほしいと頼む華織に、七海は何も知らないとしらを切るが…。
 その頃、ホスピスには円山(伊原剛志)が訪ねていた。「羽雲にしてやれることはもうない。私の役目は終わった」と羽雲に会わないまま最期を迎えようとする大地に、円山は「本当にそうでしょうか?」と諭すように話し始め…。

キャスト

スタッフ

■原作
 「グッドライフ」
 チョ・チャン イン著(小学館文庫)

■脚本
 大島里美

■監督
 三宅喜重(関西テレビ)

■チーフプロデューサー
 笠置高弘(関西テレビ)

■プロデューサー
 木村 淳(関西テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作著作
 関西テレビ

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