第10回 2011年6月21日(火)放送 あらすじ

さよなら、パパ

 羽雲(加部亜門)の目の前で倒れた大地(反町隆史)は、もう自分1人では羽雲の面倒を見ることができないと悟り、仕事が入ったから、しばらく羽雲を預かって欲しいと華織(井川遥)に連絡する。その翌朝、大地はまるで親子の最後の時間を惜しむように羽雲と一緒にカレーを作り、何事もないように羽雲を学校へ送り出し、ひとり病院へと向かうのだった。
 円山(伊原剛志)の前で意識を失い、そのまま入院することになった大地は、羽雲に連絡しようとする円山を制し、羽雲とはもう一緒には暮らせないと口にする。羽雲は、そのことを知るよしもなく、華織のもとで大地の帰りを待ちわびていた…。
 数日後、華織に連れられた羽雲が定期検診のため病院に現れた。その姿をこっそりと見守った大地は病院を抜け出すと、編集者に会って今後の仕事を断り、世話になった元上司・奥田(北見敏之)を飲みに誘って密かに最後の別れを告げる。その夜、自宅に帰った大地は、まるで自分が消えゆく怖さを打ち消すように黙々と私物を処分し、ひたすら身辺整理を続けるのだった。
 翌日、大地は慎平(鹿賀丈史)を訪ね、自らのがんを告白し、華織と羽雲の今後を見守ってやって欲しい、そして2人には病気のことを黙っていて欲しいと深く頭を下げる。慎平はそんな大地の姿を目の前にかける言葉も見つからない。
 大地は最後に華織を呼び出し、羽雲を引き取って欲しいと切り出す。華織に事情を知らせたくない大地は、羽雲の世話に疲れ、記者に復帰することにした、と淡々と嘘を語るが、何も知らない華織は絶句。羽雲が大地の帰りを待ち続けているという華織の言葉にも、耳を貸さず去っていくが…。

キャスト

スタッフ

■原作
 「グッドライフ」
 チョ・チャン イン著(小学館文庫)

■脚本
 大久保ともみ

■監督
 白木啓一郎(関西テレビ)

■チーフプロデューサー
 笠置高弘(関西テレビ)

■プロデューサー
 木村 淳(関西テレビ)

■アソシエイトプロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)

■音楽
 住友紀人

■制作著作
 関西テレビ

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