第5回 2006年2月6日(月)放送 あらすじ

子供の国悟空がパパになる!?

 いつものように天竺目指して旅をする孫悟空(香取慎吾)、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)、三蔵法師(深津絵里)たち。山道に差し掛かった時、用を足そうとした悟空が木に引っかかった荷物のようなものを見つけた。悟空は、中を見てビックリ。入っていたのは赤ん坊。三蔵のもとに報せに行くが、悟浄や八戒は悟空の子供ではと疑いの眼差し。いつの間にか現れた凛凛(水川あさみ)からも疑いの視線を投げられる悟空。そんな一行の前に、新たな町が見えてきた。
 色鮮やかな刺繍の布を置く店が軒を連ねる町で、赤ん坊の親を探す悟空。と、純純(吉武怜朗)、明明(松尾瑠璃)兄妹が、童童(渕上孔貴)と呼びながら悟空から赤ん坊を奪った。目を離した隙に、鷹に弟の童童をさらわれたという純純は、助けてくれたお礼をしたいと一行を自分の家へと誘う。悟空と八戒は、素直に誘いに乗るのだが、悟浄は何やら警戒していた。悟浄は、町に入ってから大人の姿を見ていないと三蔵に告げる。その時、家の中から自分が町の町長だと話す純純の声が聞こえてきた。
 家の中でもてなしを受ける一行。悟空が純純に大人たちがいない訳を尋ねると、この季節は全員狩猟に出かけていると言う。その間、子供たちだけで町を守っているが、大人がいないため争いごともなく平和に過ごせると純純。三蔵と悟浄は一理あると頷くが、悟空は両親に会えなくて淋しくないかと当然のように尋ねる。明明は、純純の顔色を気にしながら淋しくないと反論。そこに、純純の仲間、雲呑(松岡和暉)がやってきた。隣町に刺繍を売りに行こうと、純純を誘いに来たのだ。悟空は、純純の留守中の明明と童童が心配。そんな様子を見た八戒と悟浄は、純純の留守中、悟空が面倒を見ればいいと言って三蔵を促し、自分たちは町外れの廃寺に泊まると家を出て行ってしまう。
 残された悟空は、2人の世話にてんやわんや。泣き止まない童童のために凛凛から聞いた母乳代わりになるという天上界の果物、迦乳果を老子(大倉孝二)の庭園まで取りに行ったり、明明の食事の面倒を見たり。ようやく、2人が寝静まり悟空も寝ようとしたところ、悟浄、八戒、三蔵が相次いで差し入れに現れ、再び童童が泣き出してしまったり…。
 翌朝、純純が戻り、寝不足の悟空ともども一行は、旅の歩みを進めようとする。すると、山道で雲呑が荷物を抱えて歩いている姿を目撃。雲呑は、あたりを気にしながら、ほこらへと入っていく。気になる悟空たちが、後を追ってほこらに入ると、中はまるで蟻の巣のような幾つもの狭い通路に分かれていた。悟空と八戒、三蔵と悟浄。一行は、二手に分かれて雲呑の行方を追う。悟空チームが進んで行くと、小さな牢獄のような部屋がたくさん並ぶ空間に出た。よく見ると、各部屋には大人たちが入っている。と、ある部屋の前に雲呑がいた。身を隠した悟空チームが様子を伺っていると、雲呑は両親に差し入れをしにきたらしい。雲呑は、両親と一緒に暮らしたいと訴えている。そこに、ひとりの夫人が現れた。紅蟻夫人(高橋ひとみ)とは、何者なのか? そしてこの町を孫悟空たち一行が救うことはできるのか?

キャスト

孫悟空 : 香取慎吾
沙悟浄 : 内村光良
猪八戒 : 伊藤淳史
紅蟻夫人 : 高橋ひとみ
凛凛 : 水川あさみ
老子 : 大倉孝二
純純 : 吉武怜朗
明明 : 松尾瑠璃
童童 : 渕上孔貴
雲呑 : 松岡和暉
三蔵法師 : 深津絵里

スタッフ

■脚本
 坂元裕二

■プロデュース
 鈴木吉弘
 澤田鎌作

■協力プロデュース
 菊地裕幸

■演出
 成田 岳

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビ

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