第1回 2015年1月13日(火)放送 あらすじ

罪への秒読み~偽りの日々の始まり

会場では小説家の登竜門とも言える、ある新人賞授賞式の準備が進んでいた。そろそろ選考委員の作家陣が到着する時間だ。たぐいまれな才能と美貌とを兼ねそなえた遠野リサ(中谷美紀)は選考委員の中でも授賞式の目玉となる存在。その頃、出版社、駿峰社の一室ではリサの作品の映画化が決定されようとしていた。中心で幹部たちに説明をしているのが、やり手編集マン、神崎雄司(田中哲司)。リサの作品はこの7年間で映像化された10作品全て大ヒットを飛ばしており、文庫も300万部を売り上げた作品もある。誰からも見ても順風満帆そのもののリサだったが、実は既に行き詰まりを感じていたのだった。
小説家を夢見て、東京にやってきた川原由樹(水川あさみ)。田舎で待つ婚約者には1年限りという約束をして、最後の挑戦と意気込み東京へやってきた。いくつもの新人賞に応募を続けたが、ついに結果を出すこともなく1年が経ってしまった。故郷に戻り結婚することを心に決める。はずだったが、由樹はまだあきらめきれなかった。申し込まず手元に残していた原稿を持って出版社を訪れる。プロの編集者から「君には才能がない」そう言ってもらえればきっぱりあきらめがつく。そう考えたからだ。由樹が向かったのは大手出版社、駿峰社。由樹と受付係のやりとりを偶然耳にした新人編集マン、小田颯人(三浦翔平)は由樹に声をかける。小田は原稿を読むこともせずに、由樹に仕事を紹介する。「遠野リサのアシスタントを探しているんですが…」。憧れの大作家のアシスタントの仕事に由樹の心は揺れた。田舎に帰って結婚するはずの由樹の人生が今、大きな転換点を迎えようとしていた。
そしてリサの作家人生も…。

キャスト

遠野リサ(女流小説家):中谷美紀
川原由樹(リサのアシスタント):水川あさみ
小田颯人(文芸雑誌編集者):三浦翔平
塚田真奈美(文芸雑誌編集者):菜々緒
岡野慎也(単行本編集長):羽場裕一
坪田智行(文芸誌副編集長):水橋研二
尾崎浩康(由樹の婚約者):小柳友
遠野大樹(リサの息子):高杉真宙

田浦美鈴(リサの秘書):キムラ緑子

遠野元子(リサの母親):江波杏子

鳥飼正義(常務取締役):石橋凌
神崎雄司(文芸雑誌編集長):田中哲司

スタッフ

【脚本】
橋部敦子

【編成企画】
増本淳

【プロデュース】
小林宙

【演出】
土方政人

【制作】
フジテレビ

【制作著作】
共同テレビ

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