第8回 2005年3月7日(月)放送 あらすじ

#8 キケンなオス

 白石健一(黄川田将也)と別れ、南原孝史(内野聖陽)も渡米してしまった。以来、蒼井仁子(竹内結子)は新しい恋をせずに2年が経過する。
 2005年5月。仁子は長崎で行われた学会に参加。研究発表を終えた仁子に、手塚純一郎(遠藤憲一)が声をかけてくる。手塚と一緒に、勝田隼人(オダギリジョー)もいた。手塚と勝田は、干潟の干拓事業の反対運動をしている。仁子は、阿部啓太(岡田義徳)と共に、勝田たちに干潟へと案内された。そこは、3年前に仁子が南原とやって来た場所。そんなことを思い出している仁子に、勝田は干潟に興味を持った理由を尋ねる。仁子は3年前に訪ねて以来、興味を持って調べ始めたと答えて…。
 とあるパーティー会場で、神宮寺潤(小林聡美)は自分が結婚した理由を仁子に話している。なんとなく自分からプロポーズしたことを話す神宮寺が、「愛はカオス(混沌)…」と、続けようとした時、パーティーの主役、真岡早智子(井上訓子)が新郎と一緒にやって来た。早智子の幸せそうな様子に、ちょっとタメイキな仁子は会場に見覚えのある顔を見つける。健一だ。久しぶりに会話した仁子は、健一が教員に正式採用され、今のキャンパスから去ることを知らされた。また、健一は南原の近況を仁子に尋ねる。半年ぐらい連絡がないと言う仁子に、健一は南原の帰りを待っているのだろうと言う。仁子は、否定するのだが…。帰宅した仁子の部屋の冷蔵庫には、南原の論文が…。
 仁子が研究室に行くと、山本光事務長(陣内孝則)から呼び出される。仁子が来ると、山本はスーツ姿の会社役員風の男たちに紹介する。役員の1人が、一緒に食事でもと仁子を誘うと山本は乗り気。しかし、仁子は研究があると断る。また、仁子にはなぜ山本に呼び出されたのか分からない。
 神宮寺の研究室に寄った仁子は、依頼していた資料を受け取る。神宮寺は、2年間1人でいる仁子を心配していた。だが、仁子は、今は恋愛以外に夢中になっているものがあると去っていく。すると、神宮寺に勝田から電話が入った。勝田は、翌日から東京に行くと神宮寺に伝える。
 実験室に戻った仁子は阿部たちと鍋の準備。その時、柳川美幸(山田優)が若狭宗夫(平山広行)から交際を申し込まれたと話し出す。柳川自身も乗り気な様子。2人の交際を良い組み合わせだと言う吉田佳(もたいまさこ)は、仁子に最近の恋愛事情を聞く。恋愛が面倒くさくなったと答える仁子は、自分は完全な片想いをしてみたいなどと言い出す。
 実験室からの帰り道、仁子は見慣れた影を見つける。南原らしい。仁子は、男を追いかけるのだが見失ってしまった。アパートに戻った仁子は、ニューヨークの研究室にいる四谷雄哉(伊藤正之)に電話。すると四谷は、南原は任期を終えて帰国したと言う。やはり、先ほどの人物は南原だったのだろうか…。

キャスト

蒼井仁子 … 竹内結子
南原孝史 … 内野聖陽
白石健一 … 黄川田将也
若狭宗夫 … 平山広行
阿部啓太 … 岡田義徳
柳川美幸 … 山田 優
真岡早智子 … 井上訓子
吉田 佳 … もたいまさこ
勝田隼人 … オダギリジョー
神宮寺 潤 … 小林聡美
ほか

スタッフ

■脚本
 大森美香

■プロデュース
 山口雅俊
 鹿内 植

■演出
 澤田鎌作
 平井秀樹
 川村泰祐
 初山恭洋
 ほか

■音楽
 小西康陽

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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