第86回 2004年12月12日(日)放送 あらすじ

#86 逆襲のゾフィス 友情の最終決戦!!

 シェリーは迷いを捨てた。これで戦況は変わるかと思われたが、ブラゴのダメージがかなり激しい。一方右腕を負傷したゾフィスは怒り狂い二人への猛攻を開始する。
 ゾフィスの攻撃は予想以上に強い。その攻撃力、スピードがどんどん上がっていく。いつの間にかシェリー、ブラゴは守勢に回り、防御一辺倒になっていく。自分を怒らせたことを後悔しやがれ! ゾフィスはシェリーをターゲットに絞り、威力の小さい術を数多く撃つことにシフト、避けきれずにダメージを蓄積していくシェリー。このままでは…
 すると、とどめとばかりにココの本が輝く。シェリー! 気をつけろ! 身構えるシェリー、ブラゴだったが、その大技は二人に向けられたものではなかった。その目標は地面。広範囲に地面を崩壊させ、谷底へ足場もろとも落とす作戦だった。ゾフィスとしては命が大事、シェリーの足も負傷させたしここでブラゴを自分が倒さなくても、他の魔物同士で潰しあえばいいのと計算があるので、戦略的撤退を選択したのだ。ブラゴ一人であれば、こんな崩落などなんでもない、しかしシェリーを見捨てるわけにはいかない。みすみすゾフィスを逃がすことになる。
 ココの腕を取り空を飛ぶゾフィス、逃げ切ったかと思われたその時、ザケルガの声! 驚き止ると、そこには団体で駆けつけてきたガッシュ一行の姿があった。
 ゾフィスVS清麿、ガッシュ。まだ消えないでいてくれてありがとうよ、ゾフィス。これでてめえに一撃ぶちこめる。と清麿、そしてガッシュは言う。もう逃しはしない。今まで苦しんでいた千年前の魔物達、犠牲になって消えていった仲間達、そして操られた人間達、全員の気持ちを込めて闘う! 必ず、お前を倒す!
 そんなボロボロの姿で何をするって? てめえら雑魚が何匹増えようがこっちは別に困らねえんだよ! まとめてぶっ殺してやる! ほとんど呪文を使えない状態のガッシュ達。その状態に勿論ゾフィスは気付いている。しかし清麿、ガッシュはそんなこと百も承知。「お前を倒すためだったら」「貴様を前にしたその時から、心の力はいくらでも湧いてくるんだ!」「行くぞ! ガッシュ!」「ウヌ!」激しい戦闘が開始される。
 ゾフィスの攻撃は熾烈を極める。もとよりダメージを受けていた仲間達、そしてまだぜんぜん動けるはずの仲間達も、その攻撃にやられていく。清麿以外の人が「舐めていた。人を利用し卑劣な策略をめぐらすだけだと思っていたが……ゾフィス、間違いなくこの魔物は強い!」
 ゾフィスの猛攻は続く。更にボロボロになる一行。あまりなぶっていると、ブラゴがやってきそうなので、とどめを刺そうとするゾフィス。しかし「なに!?」驚愕するゾフィス。ガッシュ、清麿がよろよろと立ち上がってくるではないか! まだ立ってきやがるか死にぞこない。そんなゾフィスにこれでもかと答える清麿、ガッシュ、言ったはずだ。オレ達はお前を許さないと!
 今までしでかしたゾフィスの悪事を回想しつつ。清麿、ガッシュはゾフィスめがけて走り出す。予想以上の清麿達のねばりに、少し焦るゾフィス。更に攻撃を加えようとするが、倒れたはずの仲間達が、それぞれの最後の力を振り絞り、ガッシュ、清麿を援護する。ウマゴン、ウォンレイが攻撃を弾く、ティオがシールドで防御、レイラが攻撃を相殺。キャンチョメが応援。オレ達には仲間がいる。信頼、友情、それがオレ達を支えている。それが力になり、オレ達はもっているんだ!
 そしてとうとう、ゾフィスの間近へやってくるガッシュ、清麿。すっかり平静を失ったゾフィスが、くるな! と大技を炸裂させる。しかしその攻撃を見越し清麿はバオウザケルガを発動。激しくスパークし、結果は相殺。
 土煙が晴れると、ゾフィスの目の前にガッシュ。驚く間もなくガッシュは渾身の力を込めた拳で、ゾフィスをぶん殴る。ぐはあっ! 地面に叩きつけられるゾフィス。これで終わりだととどめを刺そうとする清麿、ガッシュであったが、その時!「レイス!」ブラゴの攻撃で、清麿、ガッシュが吹き飛ばされる。「な……」驚く清麿が顔をあげると、そこにはシェリーとブラゴが立っていた。

キャスト

高嶺清麿
 … 櫻井孝宏
ガッシュベル
 … 大谷育江
水野鈴芽
 … 秋谷智子

 … 前田 愛
高嶺清太郎(清麿の父)
 … 置鮎龍太郎
高嶺華(清麿の母)
 … 山崎和佳奈

スタッフ

■企画
 金田耕司(フジテレビ)
 関弘美(東映アニメーション)
 都築伸一郎(小学館)
 木村京太郎(読売広告社)
■原作
 雷句 誠
(小学館週刊少年サンデー連載中)
■プロデューサー
 高瀬敦也(フジテレビ)
 櫻田博之(東映アニメーション)
 池田慎一(読売広告社)
■シリーズディレクター
 貝澤幸男
■シリーズ構成
 大和屋暁
■キャラクターデザイン
 大塚 健
■脚本
 大和屋暁
 山田隆史
 まさきひろ
 広平虫
 ほか
■美術
 渡辺佳人
■製作担当
 岡田将介

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