第85回 2004年12月5日(日)放送 あらすじ

#85 迷えるシェリー断ち切れぬ絆!

 ゾフィスとブラゴの対峙が続いていた。ゾフィスとブラゴの決戦の現場へ急ぐガッシュ達。ココとの対面に、シェリーの脳裏に過去の映像が蘇る。しかし変わり果てたココは、その過去を踏みにじるような性悪へと変貌していた。シェリーの精神を逆撫でるココのヒドイ言葉、これが本当のココなのだ。信じないわ! しかしそうは言っても本物にはかわらない。ココの言葉責めに徐々に心の力失っていくシェリー。
 効き目有りと判断したゾフィスはとっておきのエピソードを披露。誕生パーティの日に首飾りが盗まれた。現場にはシェリーのハンカチが残され、濡れ衣を着させられた。実はね、それをやった犯人は私なのよ。
 嘘をつくな! 信じようとしないシェリーにとどめとばかりにその首飾りを取り出し見せ付ける。それを見たシェリーは涙、そしてとうとう心の力が底をつきてしまった。
 ゾフィスの技。直撃。死んだかと思えたが、ブラゴが体を張って庇っていた。ダメージを受けながら、闘うことをやめようとしないブラゴ。シェリーをぶん殴り醜い言葉を浴びせかけながらもシェリーを叱咤激励するブラゴ。呪文も使えないまま生身でゾフィスに突っ込んでいくブラゴ。
 呪文が出ない。どう頑張っても呪文が出ない。このままではブラゴが…ゾフィス! 本を燃やして! そう叫ぶシェリーに、ブラゴは言う。てめえの信じていたものは…あんな言葉で潰されるものだったのか? そうだ。嘘だと信じたい。ブラゴの言葉は正しいと信じたい。その時、シェリーの指の指輪が砕ける。それはココからの誕生日プレゼントのお日様とお月様の指輪。魔よけ、そして苦しい時や助けて欲しい時につける指輪……そう、だから闘いを決意したときにこの指輪をつけた。はっとしココを見上げるシェリー、その耳には、同じマークのピアスが揺れていた……ココ……ココの心の声が聞こえてくる。助けて……シェリー!「……」シェリー、その横顔。
 ブラゴはもう限界、とどめを刺そうとディガン・テオラドム発動! ここまでかと思わせて……「バベルガ・グラビドン!」その攻撃は今までにないほど強大なもの、攻撃を無効にするだけでなく、ゾフィスの右腕も使い物にならないものにした!
 ごめんなさいブラゴ、必ず役に立つから。だから一緒に闘わせて……ココ……聞こえたわ。あなたの真実の声が、もう、惑わされない! 必ずあなたを助けてみせる! 誓うシェリーであった!

キャスト

高嶺清麿
 … 櫻井孝宏
ガッシュベル
 … 大谷育江
水野鈴芽
 … 秋谷智子

 … 前田 愛
高嶺清太郎(清麿の父)
 … 置鮎龍太郎
高嶺華(清麿の母)
 … 山崎和佳奈

スタッフ

■企画
 金田耕司(フジテレビ)
 関弘美(東映アニメーション)
 都築伸一郎(小学館)
 木村京太郎(読売広告社)
■原作
 雷句 誠
(小学館週刊少年サンデー連載中)
■プロデューサー
 高瀬敦也(フジテレビ)
 櫻田博之(東映アニメーション)
 池田慎一(読売広告社)
■シリーズディレクター
 貝澤幸男
■シリーズ構成
 大和屋暁
■キャラクターデザイン
 大塚 健
■脚本
 大和屋暁
 山田隆史
 まさきひろ
 広平虫
 ほか
■美術
 渡辺佳人
■製作担当
 岡田将介

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