心の通じ合った鮮やかな連係バトルにより、見事ダルモスを倒したウマゴンとサンビーム。サンビームによれば、心に込められた「想い」を感じることで、言葉の通じない相手とも会話することができるらしい。それを聞いたウマゴンは、自分の名前が本当はシュナイダーであることを伝えようとするが、なかなか上手くいかない。とそこへ、光を放つ石のかけらを手にしたレイラが戻ってきた。
　レイラによればこの石は、ゾフィスのいる塔の最上階にある「月の石」から削り出したかけらで、千年前の魔物やそのパートナーの人間たちはこの石が放つ光を浴びることで体力や心の力を回復しているのだという。そしてレイラは、逃げたティオたちが斥候の魔物たちに見つかってしまう危険があることを告げる。それを聞いたガッシュ、清麿、サンビームは変身したウマゴンの背に乗り、街へと急行する！
　その頃アポロのいるホテルまで戻り、傷の手当てをしていたティオ、恵、フォルゴレそしてキャンチョメ。しかし心の力が回復せぬうちに、ビョンコに率いられた千年前の魔物３体-----------カルーラ、デンシン、パラマキロンが空から襲撃する。呪文が使えない一同は逃げようとするが、車を破壊され、退路を絶たれてしまった。ガッシュから託された魔本を抱きしめ必死に逃げるティオに、敵の魔物たちの牙が迫る！
　その時ティオを救ったのは、かつて香港で清麿たちと共に闘った魔物ウォンレイと、その本の持ち主リィエンだった。さらにナゾナゾ博士とキッドも駆けつけ、強力な術で敵を圧倒する。しかし安堵した隙を突かれ、ティオが空を飛ぶ魔物・フェリウスに捕まってしまった。ガッシュの本だけでも守ろうと、地上にいる恵に本を投げ渡そうとしたその瞬間、ティオは自分の名を叫ぶガッシュの声を聴く。「ティオーーーーー！」
　ウマゴンの背に乗ったガッシュたちが、やのようなスピードでこちらに向かい跳んでくる。ティオの信じた通り、ガッシュは無事に戻ってきたのだ。ガッシュの延ばした手が今、ティオの手を掴んだ---------！！