パティの操るオルダ・アクロンの術により、何本もの水の鞭が清麿とガッシュに迫る。清麿は貫通力のあるザゲルガで突破しようとするが、幾層にも連なる水の壁に阻まれ、パティにかすり傷ひとつ負わせられない。逆に電撃をたっぷりと吸収した水の攻撃が、清麿とガッシュを襲う。清麿たちはラシルドによってパティの視界から逃れ、辛うじて攻撃をかわすことができた。
　容赦の無いパティの猛攻に、ガッシュはラウザルクによりパワーアップして応戦する。接近戦になったところで清麿はザゲルガを撃とうとするが、なぜか呪文を唱えても何も起こらない。どうやらラウザルクの発動中は他の術を出すことはできないようだ。そうこうしているうちに、パティたちの最強呪文スオウ・ギアルクにより巨大な水の龍が出現し、清麿たちに襲いかかる！
　すべての力を込め清麿が唱えたのはバオウ・ザゲルガ。その威力は水の龍を打ち砕き、清麿は勝利を確信する。だがその時、カエルのような姿をした魔物・ビョンコが乱入してきた。パティに向かい、「残りの魔物を一掃する作戦に出るから、仲間になるゲロ！」と呼びかけると、自らの最強呪文ギガノ・ゲロストでバオウを破ろうとする・・・・・・が、本の持ち主がいないため術は出ず、パティもろともバオウに押し潰されてしまった。気絶したパティとビョンコはウルルにかつがれ、なんとかその場を脱出する。
　2日後、パティはビョンコに連れられ、南米のとある遺跡を訪れていた。そこではあのロードが、清麿や清太郎のもとから盗み出した石版と同じものを40近くも集めていたのだ。ロードによればこれらの石版は、千年前に行われた魔物たちだという。そしてロードはその呪いを解く『光』を作り出すことに成功した。
　パティの目の前で、一斉に復活する千年前の魔物たち。「この魔物たちを操り、ガッシュに復讐しようではありませんか」その言葉を聞いたパティの口元には、不気味な笑みが浮かんでいた-------。