キース、ブザライと戦うガッシュ達であったが、相手の巧みなコンビネーションで劣勢を強いられる。そして、フォルゴレが敵の攻撃をもろに食らい、瀕死の重傷に陥ってしまう。
　そんな状況を目の当たりにして、キャンチョメは嫌な胸騒ぎを覚える。キッドが魔界へ帰ってしまった時に感じた、大切なものがなくなってしまうような、あの感覚である。キャンチョメはガッシュ達にその場を任せ、フォルゴレを担いで森の中へと避難した。
　森の中を進むキャンチョメであったが、自分の行動を考え直す。自分が何も出来ずに仲間を失うのはもうたくさんだ。みんなを助けたい。そして、戦うことを決意し、フォルゴレを置いて戦地へと向かう。
　戦地に戻って参戦したキャンチョメは、ぼろぼろに痛めつけられながらも、あきらめず敵に向かっていく。遂にとどめをさされそうになったその時、フォルゴレも体を引き摺りながら戻ってきていた。本には新しい呪文が出ている。しかし、「ディマ・ブルク」と唱えた瞬間、キースの攻撃がキャンチョメを捕らえていた。