第121回 2005年8月28日(日)放送 あらすじ

#121 目覚めよジェラシー 怒れる女神 チャージル・サイフォドン

 モモンに『チュリピュア』パンツを奪われ怒り狂うティオ。そのあまりの形相に、パートナーの恵もタジタジ。戦いを終わらせようと「サイス」を連発するも、モモンには軽々と避けられてしまう、その流れ弾がエルの足元に着弾。「オ、オヨヨヨヨ・・・あの子あんな恐ろしい攻撃を・・・」すっかり怯えきったエルは呪文を唱え、戦いを終わらせようとする。「アムロン!」ものすごい勢いで伸びるモモンの手。エルは恵の本を奪い、戦いを終わらせるつもりだったのだ。しかし、エルの狙いとは違い、モモンの手はティオのスカートを跳ね上げてしまう。ガッシュ、清麿たちに見られた!と思いますます怒り狂うティオ。「絶対、絶対、絶対あててやるぅ!ガルゥ!」一気に「サイス」を連発するも、モモンには全く当たらない。逆にスプリングのように跳ね飛ぶモモン、一気にティオに向かってダイブ。とっさに「セウシル」を使い、障壁で防ごうとする。「危ないわ!ぶつかる!アグラルク!」エルは慌てて操っていた本のページから、今まで読んだことのない呪文をいきなり唱える。すると、モモンが地面に急降下。まるで地面が水かのように潜って消えてしまう。モモンを見失ってしまうティオたち。次の瞬間、地面をくぐりティオの背後から飛び出したモモンが再びスカートをめくり上げる。「このおおお!」セウシルを解いて拳を振り回すティオ。そのパンチを楽々かわそうとしたモモンだが、バナナの皮を踏み尻餅をついてしまう。「なにか、モモンの身を守る術を・・・。わからないけどこの呪文であの子を救って! オラ・ノラジオ!」必死に新しい呪文を唱えるエル。すると今度はモモンの拳からビームが放たれ、ティオに浴びせられてしまう。「な・に・よ・ど・う・し・て・・・」モモンの光線を浴び、動きがスローモーションになってしまったティオ。その隙をつき、モモンは再びスカートをめくり上げ、じっくりとパンツを鑑賞する。「ギャジャアアアアア!憎い!あのサルが憎い!ジュラララララララ!」呆気に飛び回るモモンの様子に完全に切れてしまったティオ。まさに魔物と化し、別の生き物のようにうごめきだす。ゴウゴウと周囲に旋風が吹き抜け、上空には暗雲が立ち込めはじめる。もはや誰も手がつけられない状態のティオ。と、恵の手にする本が輝き新しいページに文字が浮かび上がる。その様子を見て、完全に怯えきってしまったエル。「なんとか、あの女の子の許しを請わないと。離しなさい!返すのです!」モモンが奪ったパンツを取り戻そうとするエル。必死にモモンの持つパンツを引っ張るが、ビリリ!と『チュリピュア』パンツが破けてしまう。ますます怒り狂うティオ。「ジェララ!ジェラーッ!」「どうかわたしに力を!この一番強力そうな術で、あの子の怒りをお鎮め下さい!ミンフェイ・ミミルグ!」「やらなきゃ、やれれる!この新しい呪文を・・・チャージル・サイフォドン!」
 同時に術を発動させるエルと恵。カッと輝き、モモンの耳が長く長く伸びる。すると、モモンの耳が高速で回転、ヘリのロータリーのように唸りを上げ、その勢いで空を飛び去っていく。一方、ティオの頭上には刃を手にした女神像、サイフォドンが浮かび上がっている。怒りの声を上げるティオに応えるように、女神像の胸元の水晶に映像が浮かび出す。そこには、今までティオがモモンにされてきた数々の記憶が次々と浮かび、その度に女神の顔が凶悪に歪んでいく。そして怒りが頂点に達した女神は、放たれた矢のように凄まじいスピードでモモンを追尾、大爆発を起こしモモンに直撃する。
 撃墜され草原に転がるモモン。そこにやってくる清麿たち。ティオはすぎさまエルの本を燃やそうとするが、清麿がそれに待ったをかける。清麿には一つ考えがあった。それはモモンの能力、魔物を敏感に察知する力を利用しファウードを発見出来ないかと考えたのだ。「モモン、お前は魔界の建造物の居場所を知っているんじゃないのか?」その清麿の言葉にビクっと怯えるモモン。エルの膝に顔を埋め、ガタガタと震え出す。その様子を見て清麿はモモンにファウードの心当たりがあると確信。ようやく魔界の建物の手掛かりを見つけた清麿たちであった----------------

キャスト

高嶺清麿
 … 櫻井孝宏
ガッシュベル
 … 大谷育江
水野鈴芽
 … 秋谷智子

 … 前田 愛
高嶺清太郎(清麿の父)
 … 置鮎龍太郎
高嶺華(清麿の母)
 … 山崎和佳奈

スタッフ

■企画
 金田耕司(フジテレビ)
 関弘美(東映アニメーション)
 都築伸一郎(小学館)
 木村京太郎(読売広告社)
■原作
 雷句 誠
(小学館週刊少年サンデー連載中)
■プロデューサー
 高瀬敦也(フジテレビ)
 櫻田博之(東映アニメーション)
 池田慎一(読売広告社)
■シリーズディレクター
 貝澤幸男
■シリーズ構成
 大和屋暁
■キャラクターデザイン
 大塚 健
■脚本
 大和屋暁
 山田隆史
 まさきひろ
 広平虫
 ほか
■美術
 渡辺佳人
■製作担当
 岡田将介

バックナンバー