第111回 2005年6月12日(日)放送 あらすじ

#111 踊って!弾けて!揺れる!大空港

 清麿の家にやってくるナゾナゾ博士&ビックボイン。謎の建造物『ファウード』が映ったビデオを見て、それを解明しようというのだ。
「でも何故ビックボインが?」
「清麿君にダンスを見てもらいたいらしい」
そして踊るは、ビックボインの『Never say BOINBABY(ボインちゃんと呼ばないで)』清麿は、ナゾナゾ博士にザケルをくらわす。
「な、何故、私に!?」
「オレが困っている様子をいちばん楽しそうな顔で見てたからだ・・・」さてと、ナゾナゾ博士は言う。
「この建造物のことは、みんなが集まってから話すことにした」
「な、なぜ、そんな事を?」
「それはみんなが集まってきてから話すよ・・・」
 ナゾナゾ博士がそういうのだから仕方がない。清麿たちは、恵とティオと合流して、みんなを出迎える為に成田空港へ向かった。
 成田空港。空港内は人混みであふれていた。そこで、ガッシュとビックボインは迷子になってしまう。清麿たちが南ウィングにいるのに、ガッシュとビックボインは北ウィングにいるのだ。二人は、その時、迷子になった小さな男の子と出会う。そして、自分たちが迷子であるにもかかわらず、迷子センターへと連れていってあげる。ガッシュは「実は私たちも迷子なのだ」と言おうとすると、ビックボインが口を押さえる。
「イエーイ・・・!!」
 妙な見栄を張って、そこから去っていく。しかし、いくら探しても、清麿もナゾナゾ博士も見当たらない。さすがに不安になったガッシュはビックボインになんとかならないかと聞く。そんな時、拳銃密輸団が、税関で検閲され、銃を乱射して『迷子センター』に立て篭った。そこには、あの小さな男の子もいる。子供たちを人質にとっている拳銃密輸団。空港側も警備員も駆け付けた警察官も遠巻きに見るしかない。正義感の強いガッシュは、単身、乗り込んでいこうとする。走るガッシュ。そして、その隣には、なんとビッグボインもいる。
「うぬ!ビックボイン!おぬしも、あの男の子を助けたいか!?」
「イエーイ」ビックボインが珍しく真剣な顔をしていた。
「あの子・・・どこかキッド君に似ているから・・・」そう心の中で思っていた。ビックボインとガッシュは、果敢に拳銃密輸団の立て篭もるロビーに飛び込んでいく。ガッシュは素早い動きで、銃をかわすことが出来るが、ビックボインはただただダンスをするだけ。しかし、銃を前にしても、ビックボインは怯えることもなく、堂々とダンスを披露している。ガッシュは感動する。どんな強敵を前にしても、揺るぎない勇気で立ち向かっていく姿。ナゾナゾ博士の好きだったキッドの事をビックボインたちも好きだったという思い。ガッシュは、密輸団がビックボインに気を取られている間に、裏手に回ることに成功した。そして、ついにガッシュは拳銃密輸団から小さな男の子を救い出せた。だが、逆にビックボインが捕まっていた。仕方なく今度はガッシュがビックボインのダンスを踊って気を引こうとするが、さすがに密輸団も馬鹿じゃない。そんな絶対危機のガッシュを救ったのは、ウォンレイとリィエンだった。そして、清麿と恵とティオ(withフォルゴレ&キャンチョメ)もここに賭け付け、一気に拳銃密輸団をやっつけた。
 全員、集まったところで、一同は、サンビームのアパートに入っていく。サンビームとウマゴンが北海道から帰ってくるのは今日なのだから、ここで待っていればいいという事になったのだ。ナゾナゾ博士は、清麿に言う。
「実は、この建造物の謎は、さっきのビックボインのダンスに解明のヒントがあるんじゃ」
「ほ、本当なのか!?」
「わからない・・・本当にこのダンスに謎解きのカギが隠されているのか!?」
「う・そ・・・」
「ザケル!」黒焦げになるナゾナゾ博士。
「わ、悪かった・・・本当の事を言う」
「・・・」
「実は・・・」
「うむ」
「なーんもわかっておらん」
「ザケルゥ!!」そこへサンビームとウマゴンが帰ってくる。黒焦げになったナゾナゾ博士のことはどうでもよく、早速、みんなで謎の建造物のビデオを見る。結局、みんなで検討するしかなかったのだ。しかし、みんなが見ても、脳裏にビックボインのダンスを思い浮かべ、巨乳を抱き寄せる姿と建造物の形が、一瞬、ダブって見える(ネタバレしない程度の一瞬)。キャンチョメは愕然とする。なんとナゾナゾ博士の言った。「デマカセ」は偶然にも、本当にヒントが隠されていたのだ。ドキドキするキャンチョメ。
「この事は言わない方がいい・・・みんなが認めてしまったら、この世は終わりだ・・・」オランダ。風車の上にいる銀色のゼオン。自分の記憶を遡辿り、あの建造物が何であるか、探り当てた様子。
「だれだか知らねえが、面白い事してくれる・・・だが、そう思い通りにはいかねえぜ」風に揺れる白いマント。
「ファウードは、このオレが利用する」不適に笑うゼオンで------------------。

キャスト

高嶺清麿
 … 櫻井孝宏
ガッシュベル
 … 大谷育江
水野鈴芽
 … 秋谷智子

 … 前田 愛
高嶺清太郎(清麿の父)
 … 置鮎龍太郎
高嶺華(清麿の母)
 … 山崎和佳奈

スタッフ

■企画
 金田耕司(フジテレビ)
 関弘美(東映アニメーション)
 都築伸一郎(小学館)
 木村京太郎(読売広告社)
■原作
 雷句 誠
(小学館週刊少年サンデー連載中)
■プロデューサー
 高瀬敦也(フジテレビ)
 櫻田博之(東映アニメーション)
 池田慎一(読売広告社)
■シリーズディレクター
 貝澤幸男
■シリーズ構成
 大和屋暁
■キャラクターデザイン
 大塚 健
■脚本
 大和屋暁
 山田隆史
 まさきひろ
 広平虫
 ほか
■美術
 渡辺佳人
■製作担当
 岡田将介

バックナンバー