番組紹介

福山雅治、10月スタートフジテレビ“月9”で、およそ4年半ぶりのドラマ主演!!
演じるのは、天才物理学者・湯川学、別名“探偵ガリレオ”!!
東野圭吾著・直木賞受賞作「容疑者Xの献身」の原点、「探偵ガリレオ」シリーズ待望のドラマ化!!


 10月スタートのフジテレビ月曜9時枠ドラマは、主演・福山雅治。相手役に、いまや若手女優の中でも注目度ナンバー1の柴咲コウを迎え、華やかな顔ぶれでお届けする。福山が連続ドラマに出演するのは、2003年に放送された『美女か野獣』(2003年1月9日~ 木曜10時枠 フジテレビ系全国ネット)以来、実に4年半ぶりのこと。演じるのは天才物理学者・湯川学。別名“探偵ガリレオ”である。

 東野圭吾原作の「探偵ガリレオ」シリーズは、累計160万部を誇る大ヒットシリーズ。中でももっともよく知られているのは、直木賞受賞作「容疑者Xの献身」(第134回直木賞受賞。文藝春秋刊)だが、このたび、その原点ともいうべき短編小説集「探偵ガリレオ」「予知夢」(ともに文藝春秋刊)が、10月スタートのフジテレビ“月9”枠でドラマ化されることになった。“探偵ガリレオ”とは、このシリーズの主人公、天才的な頭脳を持つ物理学者で現役の大学准教授である湯川学の愛称。警視庁捜査一課に所属する刑事で親友の草薙俊平がことあるごとに持ち込んでくる超常現象のような摩訶不思議な事件のからくりを、その明晰(めいせき)な頭脳で、思わぬ角度からさらりとロジカルに解析してしまう湯川に対し、刑事たちが尊敬の念を込め、“ガリレオ”と呼ぶようになったことに由来する。頭脳明晰、スポーツ万能、すらりとした長身に抜群のファッションセンス、まさに非の打ちどころなし……なのに“変人”という、この主人公の際だったキャラクターが、シリーズの大きな魅力となっている。

 今回のドラマ化に当たっては、その湯川のキャラクターをいかに魅力的にかっこよく具現化するかというのが重要な鍵。その鍵となる男、ガリレオこと湯川を演じるのが、この作品で4年半ぶりに連続ドラマ出演を果たす福山雅治だ。プロデューサーによれば、映像化するにあたっての湯川像を思い描いたとき、ぴたりとはまるのは、福山以外考えられなかったという。その熱いラブコールを受け、福山は、8月下旬に予定されているクランクインを前に、監督らスタッフと綿密な打ち合わせを重ねている。

 さらに、ドラマならではの楽しみな展開も用意されている。原作のシリーズでは、大学時代からの親友、草薙刑事とのコンビが中心だが、やはりドラマ化するにあたっては、ドラマらしい華やかさとストーリー的な広がりもほしいところ。そのため、原作者の東野圭吾氏にも相談し、ドラマでは、湯川は女性とコンビを組んで行動することになった。湯川の相棒として白羽の矢が立ったのは、新人女性刑事、内海薫。やや設定は異なるが、原作では、まだ単行本化されていないシリーズ最新作(※)に登場する人物で、論理よりも感情を優先する、理系の苦手な熱血漢。事件の動機や犯人の心情にはまったく興味を示さず、事件のからくりを解明することだけに意欲を燃やすガリレオとは、対極に位置するキャラクターだ。ドラマでは、自身の異動に伴い後任を紹介する、という形で、草薙がふたりを引き合わせる。

※シリーズ最新作「落下る」(「オール讀物」2006年9月号)
        「聖女の救済」(「オール讀物」2006年11月号より連載中)

 この新人刑事・内海を演じるのが、ドラマはもちろん映画にCMにと、近年ますます活躍の場を広げ、今や同世代の若手女優の中でも注目度ナンバーワンの柴咲コウ。今回は、これまであまり演じたことのない、直情的で、正義感に燃える熱血漢という役柄に挑戦する。

 水と油のような性格の湯川と内海が繰り広げる、軽妙かつどこかちぐはぐな掛け合いは、このドラマの大きなみどころのひとつ。今回は、福山、柴咲ともに、これまで演じたことのないようなキャラクターに挑戦する。それによって、ふたりがそれぞれみせる新たな一面の化学反応が、作品に大いなる魅力と力を与えてくれるにちがいない。

 また、この作品のみどころといえば、大胆な映像表現も見逃せない。超常現象に近い不可解な事件、そしてそれを抜群の頭脳で解明して行く天才学者の思考回路を、いったいどう映像で表現してゆくのか。演出は、『白い巨塔』『ラストクリスマス』『エンジン』などを手がけ、斬新かつキレのよい演出には定評のある西谷弘(フジテレビドラマ制作センター)。実は、CM畑出身という、フジテレビのドラマ演出家としては異色の経歴を持つ。「見たことのないような映像表現をさせたら天下一品」という評価も高い西谷が、CM出身ならではの型にはまらない映像表現力を、どのように発揮してくれるのか。福山、柴咲演じる魅力的なキャラクター、そして物語の展開そのものとあわせて、この“映像表現”という部分も大きなみどころになりそうだ。
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