FNSドキュメンタリー大賞
第14回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品

『ある出所者の軌跡 〜浅草レッサーパンダ事件の深層〜』

(北海道文化放送制作)

<6月24日(金)3時〜3時55分>
 【23日(木)27時〜27時55分放送】

 4年前、東京・浅草で発生した女子大生刺殺事件。レッサーパンダの帽子をかぶった犯人は札幌出身、強制わいせつの前歴があり、軽度の知的障害を持つ男だった。
 事件を取材した北海道文化放送の記者は、“服役中、あるいは出所後に、社会が男に対して手を差し伸べていれば、事件を未然に防ぐことが出来たかもしれない”との思いを、拭い去ることができなかった。
 その後、記者は栃木県の黒羽刑務所に服役した経験を持つ元代議士、山本譲司氏と出会い、刑務所で軽度の知的障害者が大勢服役していることを知る。
 初めて足を踏み入れた「寮内工場」と呼ばれる刑務所内の実態、さらに、ある出所した男性への同行取材を通じて、記者は4年前の女子大生刺殺事件を生んだ背景に迫っていく。
 6月24日(金)【6月23日(木)】放送の第14回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『ある出所者の軌跡〜浅草レッサーパンダ事件の深層〜』<3時〜3時55分【27時〜27時55分】>(制作 北海道文化放送)では、軽度の障害を持つ犯罪者がどのように裁かれ、服役し、さらに出所後どのような現実に直面するのか、その実態を浮き彫りにする。


<スタッフ>
 プロデューサー 吉岡史幸(北海道文化放送)
 ディレクター 後藤一也(北海道文化放送)
 ナレーション 勝村政信
 構成 高橋 修(フリー)
 撮影 八重崎邦宏(オーテック)
 撮影助手 小俣誠一(ノーステレビスタッフ)
 編集 平原賢志(フリー)
 MA 依本慎也(セントラルオフィス)
 制作 北海道文化放送

2005年6月14日発行「パブペパNo.05-177」 フジテレビ広報部