ファースト・キス
行くな、妹よ!
美緒(井上真央)は、秋生(平岡祐太)への思いを捨ててロサンゼルスに帰ることを決意した。帰国前日の朝、美緒の携帯電話に秋生からの連絡が入る。しかし美緒は、その電話に出ようとはせず、登録してあった彼の携帯電話の番号も削除してしまう。秋生との交際に反対した和樹(伊藤英明)は、自分でも矛盾したことを言っていると思いながら、帰国することを秋生に教えなくてもいいのか、と美緒に問いかけた。美緒は、そんな和樹に、もう秋生とは会わないつもりだから明日出発することも教えないでほしい、と返すと、逆に和樹に、パリ行きの仕事の件はどうなったのか、と尋ねる。和樹が、納得のいく写真が撮れずにその話を断っていたことを知った美緒は、逃げているだけだと非難した。本当に写真が好きならどんなことをしてもチャンスを掴むべきだ、と和樹を責める美緒。すると和樹は、自分には自分のやり方がある、と言い残して、家を出てしまう。
一流(劇団ひとり)は、和樹の後を追うと、半ば強引に彼を引っぱって白鷺大学付属病院に向かった。一流は、美緒と秋生をきちんと別れさせてやらないのは無責任だと言うのだ。病院に着いた和樹は、心臓外科に電話を入れた。が、電話に出た蓮子(松雪泰子)は、秋生に会いたいという和樹に、今日は仕事が立て込んでいるから会うことはできない、と言って電話を切ってしまう。
一方、秋生は、教授の青木(柴俊夫)から、函館医大に行ってほしい、と命じられる。同大で胸部外科の講師に欠員が出たのだという。そこにやってきた蓮子は、明日行われる手術の助手を秋生に務めさせたい、と青木に申し出る。蓮子は、秋生が外科医として成長している姿を見てから転勤させるかどうかの判断をしてほしい、と進言し、青木の了解を得る。しかしその手術は、美緒が受ける予定の手術と同じ手法の、難易度が高いものだった。
同じころ、美緒は勝(阿部サダヲ)とともに、番場(竹中直人)を訪ねていた。美緒は、もう一度和樹にパリ行きのチャンスを与えて欲しい、と頼むと、かつて和樹が撮った写真を番場に見せた。しかし番場は、美緒が頭を下げたくらいでは何も変わらない、と答え、和樹の写真をつき返す。
白鷺大学付属病院の中庭で秋生を待ち続けていた和樹のもとに、蓮子がやってくる。蓮子は、明日、大事な手術があるから和樹に会わせて動揺させたくない、と告げる。その際、蓮子は、美緒が明日帰国することを知って驚いていた。和樹は、そんな蓮子に、美緒が帰国することを秋生に言わないでほしい、と告げると、病院を後にする。
一流(劇団ひとり)は、和樹の後を追うと、半ば強引に彼を引っぱって白鷺大学付属病院に向かった。一流は、美緒と秋生をきちんと別れさせてやらないのは無責任だと言うのだ。病院に着いた和樹は、心臓外科に電話を入れた。が、電話に出た蓮子(松雪泰子)は、秋生に会いたいという和樹に、今日は仕事が立て込んでいるから会うことはできない、と言って電話を切ってしまう。
一方、秋生は、教授の青木(柴俊夫)から、函館医大に行ってほしい、と命じられる。同大で胸部外科の講師に欠員が出たのだという。そこにやってきた蓮子は、明日行われる手術の助手を秋生に務めさせたい、と青木に申し出る。蓮子は、秋生が外科医として成長している姿を見てから転勤させるかどうかの判断をしてほしい、と進言し、青木の了解を得る。しかしその手術は、美緒が受ける予定の手術と同じ手法の、難易度が高いものだった。
同じころ、美緒は勝(阿部サダヲ)とともに、番場(竹中直人)を訪ねていた。美緒は、もう一度和樹にパリ行きのチャンスを与えて欲しい、と頼むと、かつて和樹が撮った写真を番場に見せた。しかし番場は、美緒が頭を下げたくらいでは何も変わらない、と答え、和樹の写真をつき返す。
白鷺大学付属病院の中庭で秋生を待ち続けていた和樹のもとに、蓮子がやってくる。蓮子は、明日、大事な手術があるから和樹に会わせて動揺させたくない、と告げる。その際、蓮子は、美緒が明日帰国することを知って驚いていた。和樹は、そんな蓮子に、美緒が帰国することを秋生に言わないでほしい、と告げると、病院を後にする。