第3回 2005年5月2日(月)放送 あらすじ

#3 人生賭けた日

 再びチーム・イチノセのガレージを訪ねた神崎次郎(木村拓哉)は、ファーストドライバー、菅原比呂人(青木伸輔)の挑発を受ける。比呂人は自分とのマッチレースに勝ったら、次郎と契約して欲しいと一之瀬新作(泉谷しげる)に申し出る。ただ、次郎が負けた場合は二度とガレージに来ないことが条件。一之瀬は、レースの結果判断は自分がするという条件を二人に飲ませ、翌日午後1時にマッチレースを実施することを宣言した。
 その頃『風の丘ホーム』では、連休を前に子供たちの一時帰宅が始まっていた。久しぶりに親たちと再会する子供たちは、はにかみながら、喜びながら帰宅して行く。星野美冴(上野樹里)たち帰る家のない者は、引き続き猛(原田芳雄)、ちひろ(松下由樹)とホームに残る。水越朋美(小雪)が、樋田春海(戸田恵梨香)を送り出したところに次郎が帰ってきた。と、ホームから大きな物音が。塩谷大輔(石田法嗣)が迎えに来た父親に反発しているのだ。父親につかみかかろうとする大輔を鳥居元一郎(堺雅人)が制していると次郎が顔を出した。大輔は次郎を見ると、調子が狂うと暴れるのをやめ部屋に帰ってしまう。大輔の両親も、あきらめた様子でホームを後にした。猛が、次郎が来ると話がややこしくなるとあきれていると、帰宅用の荷物を持った平山盛男(小杉茂一郎)が泣き出す。迎えに来るはずの盛男の父が来ないのだ。
 残った子供たちと、神父の春山万里夫(角野卓造)を交えての夕食が始まる。親への不満からイラつく大輔を、配膳していた牛久保瑛子(高島礼子)が厳しく叱りつけた。そして、瑛子は盛男に好物のいなり寿司を渡すのだった。猛は、次郎に、翌日盛男を自宅まで送って行くよう命令する。だが、翌日は次郎にとって大事なレースが…。そんな時、末永たまき(岡本綾)が次郎を訪ねて来た。
 次郎がホームの庭に出ると、たまきは明日のマッチレースをやめて欲しいと言い出す。たまきは、一之瀬が次郎にレースを諦めさせようとしているのではないかと言うのだ。さらに、次郎が負けた場合、他のチームにも行けなくなると助言。それだけ告げると、たまきは帰ってしまった。たまきの前では強がったが、自室に戻ると次郎の心に不安がよぎる。
 翌朝、次郎は盛男をバスに乗せ、エンジンをかける。しかし、盛男の記憶があいまいなのか、なかなか自宅が見つからない。次郎には自分の命運をかけたレースが待っている。徐々に焦り出す次郎だが…。

キャスト

神崎次郎 … 木村拓哉
水越朋美 … 小雪
鳥居元一郎 … 堺 雅人
神崎ちひろ … 松下由樹
末永たまき … 岡本 綾
星野美冴 … 上野樹里
牛久保瑛子 … 高島礼子
神崎 猛 … 原田芳雄
 ほか

スタッフ

■原作・脚本
 井上由美子

■監督・演出
 平野 眞

■制作
 ドラマ制作センター

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