劇団演技者。 BACKNUMBER インテリジェンス
原作・脚本:武沢 宏 × 座長:大倉忠義 × 演出:納戸正明

知性とは何か” “人間は進化するのか”
リアルとナンセンスの融合が、人間を新たなる未来像へと昇華させる。
生き物の“知性”を問う、人類進化のストレンジストーリー!

「宇宙とタイマン張ってやっからよ!!」そう言い残し、行方不明となった武丸先輩(千原靖史)。
武丸先輩が経営する出張風俗店では、従業員のはじめ(大倉忠義)、まー君(山本浩司)、藤本(土佐和成)が店長不在の穴を埋め、店を切り盛りしているのだが、デリヘル嬢 明美(江本純子)は客からの苦情だらけで、全く商売あがったりな状態。
かわいい新人のモモちゃん(三津谷葉子)が現れ、少しは経営も上向きかと思われたが、何事にも怠惰な彼らは、パシリの警察官 マサヨシ(菅原永二)、まー君に思いを寄せる桜井(宍戸美和公)を巻き込んで、昼間から飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ…
仕事から帰ってきたアリス(阿井莉沙)が突然窓から飛び降りたかと思ったら、ふらりと武丸先輩が帰ってきた。だがしかし、その姿は…!

座長は「劇団演技者。」初主演となる、関ジャニ∞ 大倉忠義。
共演に、その異色なキャラクターで現代邦画界を牽引する俳優兼演出家、山本浩司。
映画「東京大学物語」での大胆な芝居で、演技派女優への華麗なる転身を遂げた、三津谷葉子。
お笑い界に留まらず、味のある演技が好評を得、今回難役に挑んだ千原靖史。
日本映画界が誇る名バイプレイヤー、木下ほうか 他。

■ 第1話 ■ (2006年6月28日 01:28〜01:58)

夜空に浮かぶ三日月。薄暗い部屋の中に水槽がある。その中には大きなナマズが窮屈そうに泳いでいる。テレビ画面には猿の映像が流れている。月明かりに照らされた武丸先輩(千原靖史)が朦朧と携帯電話で話している。
武丸「俺、タイマン張ってくっからよー。…宇宙。カマシてやっからよ!!」

ホテル街の一角にある古ぼけたマンションの一室。雑誌や空き缶で溢れ、悪趣味なヤンキーテイストに満ちた室内。そこは出張風俗店である。淡々とテレビゲームに熱中しているはじめ(大倉忠義)。少し離れたテーブルには、新人の風俗嬢のモモ(三津谷葉子)がプロフィール用紙を書いている。キッチンでは、従業員の藤本(土佐和成)が電話で客に応対している。トイレから、まー君(山本浩司)がご機嫌な鼻歌を口ずさみながらリビングへやってきた。
はじめ「まー君、これさー空飛べなかったっけ?」
ゲームの中のキャラクターを必死で空に飛ばそうとしているはじめである。

ラブホテル。部屋前に立ち、ドアをノックする明美(江本純子)。扉が開き、中にいた客が苦い顔をする。「チェンジで…」の声と共にドアが閉められる。

マンション・リビングでは、まー君が昨晩かかってきた武丸先輩からの電話について話している。武丸先輩は“宇宙とタイマンを張る”と言い残し、まー君のセルシオに乗って居なくなってしまったのだ。奥から藤本が、電話で話しながらやってくる。明美が客と揉めているのだ。藤本は待機部屋へと行き、アリス(阿井莉沙)に代わりに行ってもらう事にする。“チェンジ”が気になるモモに「ぜってぇ超人気出ると思うよー、マジ楽に稼げっから」と、やる気を出させるまー君。2人の会話を聞いていたはじめがモモの顔に整形疑惑を抱き質問する。ごまかそうとするモモに、整形箇所を言い当てるはじめ。そんな時、明美が帰ってきた。まー君は明美の機嫌を直そうと必死だが、明美のイライラは収まらない。愛想をふりまくモモに対して明美は敵意をむき出しである。そこへ、ビールを買いに行かされていた警察官のマサヨシ(菅原永二)が慌ててやってきた。警察官がまー君や藤本にパシリとして使わされている事に驚くモモ。
深夜。泥酔しソファーで眠っている明美。突然、吐きそうになる明美を、慌てて待機部屋へ連れ出す藤本。明美の介抱をする藤本の携帯に武丸先輩からメールが届く。そこには、訳が分からない記号の羅列が表示されているだけだった。少し年配の女、桜井(宍戸美和公)がやってきた。桜井は自称まー君の彼女である。まー君との馴れ初めを語り出す桜井。二人は商店街で行われている“優しさ貯金運動”で知り合った。日々の生活の中で優しさ感じた時、その内容を紙に書き、BOXに入れる。10点で100円分の商品券と交換されるというものが、“優しさ貯金運動”。熱く語る桜井に少し引き気味のモモ。そこへ待機部屋から明美が顔を出し、モモに「職人技を見してやる。来な」と言い放ち、マサヨシを実験台に講習を始める。マサヨシの様子にまー君は笑いが止まらない。
桜井が帰り際、すれ違うようにアリスが帰って来る。無表情のアリスに満面の笑みを浮かべ、優しさ貯金運動の紙を渡し去って行く桜井。その紙を見つめ、丸めて捨てるアリス。ゲーム画面を見ながら話しかけるはじめ。
はじめ「アリス、これ空飛べなかったっけ?」
アリス「飛べるんじゃん。知らないけど」
と待機部屋へ去って行くアリス。明美の講習会には目も振れず、窓を開け無表情で外を見つめるアリス。大笑いのまー君がリビングにいるはじめに駆け寄って来た。藤本の携帯に、再び武丸先輩から意味不明の記号メールが送られてくる。いつまでふざけてるんだと呆れるまー君。その時、待機部屋から呆然とマサヨシが出て来た。
マサヨシ「あのー…飛びました」
マサヨシの言葉に耳をかさない3人。続いて顔を覗かせるモモ。
モモ「アリスさん…ベランダから飛び降りたんですけど」
笑みを浮かべながら平然と告げるモモ。待機部屋へ駆け込むまー君と藤本。はじめは動じずゲームをしたままである。慌てて外へ飛び出す藤本。何故かはじめは「死なないよ、あいつは」と平然としている。焦るまー君。呆然としているマサヨシ。
明美「あのさぁ、武丸君、そろそろ戻ってくるわ…つうか、もう戻って来た」
と、玄関の方から藤本の叫び声が聞こえる。ドアの外には、暗闇の中、類人猿の姿となった武丸先輩の姿があった。

猿となって帰って来た武丸先輩。
怪しげな医者の出現で徐々に明らかになる、未知の存在…。
モモの笑顔の理由とは、そしてはじめが目指す世界とは…。

■ 第2話 ■ (2006年7月5日 01:23〜01:53)

昼。マンションの待機部屋には、犬小屋のようなものが置かれている。中には武丸先輩がいるようだ。その側で、明美が疲れきった様子で座り込んでいる。
リビングでは、はじめがいつもの様にゲームに集中している。まー君が半ば絶望気味にソファーへ倒れ込んできた。武丸先輩が類人猿化して帰って来たという事実に憔悴しきっているのである。そんな状況の中でも、店は営業中。藤本はひっきりなしにかかってくる電話の対応に追われている。モモの人気が出てきた為か、女の子が足りない状態なのだ。こんな店の様子を察して、明美も仕方なく仕事へ向かう準備を始める。
まー君は、武丸先輩を見てもらうため医者を呼ぶよう藤本に指示を出していた。藤本はモモの知り合いである高名な医者に頼んでいるのだが、まー君はその医者に不安を感じる。店の事も武丸先輩の事も投げ出されている藤本は、そんなまー君の態度に苛立ちを感じている。そこへ、アリスがやってくる。何くわぬ顔でやってきたアリスに驚く藤本とまー君。ビルの窓から飛び降り血まみれで倒れていたアリスが、包帯を軽く巻いただけで何事も無かったかのように平然としている。そんなアリスにも仕事をお願いしてしまう藤本であった。

オペラを口ずさむ怪しげな男・大五寺(木下ほうか)がやってきた。彼こそモモが呼んだという医者。そんな固そうな医者は、見た目も頭の中も固かった。はじめとまー君が武丸先輩の状況を伝えるが、全く伝わらない。しかし猿化した武丸先輩を見るや否や、興奮し始める大五寺。大五寺は武丸先輩の症状を“進化”だと断言する。その意味を全く理解できずにいるはじめとまー君。そんな二人を見て、武丸先輩の“進化”を証明すべく実験を試みる大五寺。武丸先輩は大五寺が渡したルービックキューブを一瞬で解いて見せた。更に確信を得る大五寺。未だに、進化の説明をする大五寺に理解出来ないまー君はなめるなと言わんばかりに敵意を剥き出しにする。大五寺に触れた瞬間、電流が流れ、倒れ込むまー君。大五寺は外敵から身を守る為に、高圧電流を纏っていたのだ。怯えるまー君とは対称的に興味津々のはじめ。大五寺が改めて進化について話し始める。武丸先輩が“進化”を遂げている原因は宇宙の知的生命体の仕業であると解く大五寺。全く信用しないまー君に対し、大五寺は治療費を一切取らない変わりに武丸先輩の事を一任させる提案を持ちかける。そこへ、おむつを抱えた桜井がやってきた。武丸先輩が桜井になついていると聞き、桜井に環境を整える手伝いをするように指示を出す大五寺。一方、事務所からは受話器を握りしめ浮かない顔の藤本がまー君に相談を持ちかけていた。また、明美がチェンジされ揉めているのだった。その事態に、面倒くさがりながらも対処法を考えるまー君。武丸先輩という未知の存在と、桜井という助手を得た大五寺は興奮しながら、実験準備の為にと自分の事務所へ帰って行った。

ラブホテル。部屋の中にはマサヨシとモモが楽しげに話をしている。マサヨシが偽名を使いモモを指名したのだ。わざわざ指名しなくとも、普通に外で逢おうと言うモモに浮かれるマサヨシであった。

夜。待機部屋では、桜井が武丸先輩に「動物には“やさしさ”が必要だ」と教えている。
リビングでは、はじめが一人、ゲームに没頭している。そこへ、モモが帰って来た。何気なくはじめに話しかけるモモ。言葉数が少ないはじめは、大五寺が来た事を端的に伝える。
モモ「…はじめさんて、家帰らないんですか? …いっつもここにいるから不思議だなあって思って…何か理由があるのかなあって…」
はじめをじっと見つめ、妖しい笑みを浮かべるモモ。モモの質問を半ば無視するかのようにゲームに熱中しているはじめ。沈黙が部屋の中を包み込んでいた。

進化?成長する武丸先輩。
モモの隠された過去とは?
そして、“飛べる”方法を見つけだしたはじめが、ついに!?

■ 第3話 ■ (2006年7月12日 01:28〜01:58)

昼。マンションの待機部屋。武丸先輩は明美を前に似顔絵を描くまでに成長している。その様子をじっと見つめる明美。まー君とマサヨシは、武丸先輩に見せる為の絵本を描いていた。その絵本をはじめに発表するマサヨシだが、その内容はどうしようもなく中身が薄い。登場人物には、まー君に似た最強のライオン君、はじめに似たゲームばかりするゾウ君。藤本に似た電話ばかりしているカメが登場している。
待機部屋では明美が武丸先輩に昔の思い出を話しかけるものの、武丸先輩は全く反応が無い。明美の表情に寂しさが宿る。その時、モモのバックの中にある携帯電話が鳴る。まー君にモモの帰りを聞く明美。明美はモモが休む間も無く働いている事を聞き、呆然と外へ出て行く。
まー君「生き残っていけねーのは、消えていくだけだな」

夜。はじめが一人ゲームに没頭している。そこへ、疲れきった様子のアリスが戻ってきた。はじめはゲームのカセットを抜き差しする事に集中している。
はじめ「あのさー…飛べるかもしんねぇ…飛べるかも」
そう言い残し、外へ出て行くはじめ。その様子を見つめるアリス。テレビには奇妙にバグ画面が映っている。外では遠雷が鳴っている。

リビング。夜、マサヨシが一人で絵本の続きを描いていると、モモが帰って来る。一緒にその内容を考える二人。そこへ大五寺がやってきた。マサヨシが描いている絵本を見せようとすると、そんなものは必要ないと一喝する大五寺。待機部屋に入った大五寺は、武丸先輩が夢中で描いている猟奇的な絵を目にする。慌てて待機部屋を飛び出した大五寺は、「準備する必要がある」と言い残し、その場を去る。その様子を不思議そうに見つめるマサヨシとモモ。
マサヨシは絵本の登場人物に、心の優しいイヌ君を加えたらどうかとモモに相談する。すると、モモはお姫様を入れたら良いと提案する。
モモ「どうして、犬君はゾウ君たちを助けるのですか?…ゾウ君は帰るお家がないのでした。ゾウ君のお父さんは、人をたくさん殺してしまったからです」
動揺するマサヨシにモモは不敵な笑みを浮かべている。まるで子供に絵本を読み聞かせるかのように、モモはマサヨシと関係をもった事で妊娠した事をマサヨシに告げた。責任をとると約束するマサヨシ。途端に気分を良くしたモモがマサヨシに迫る。戸惑いながらも身を任せるマサヨシ。そんな二人の姿を待機部屋から武丸先輩が覗いている。二人はその姿に愕然とする。武丸先輩は全身に電極をつけられ異様な姿をしていた。そこへ、はじめが大きな紙袋を持ち帰って来る。はじめは、買って来た大量のゲームカセットを床にバラまき、次々とそのカセットの抜き差しを始めた。裏の世界に飛べるかもと独り言のように言うはじめ。その腕に抱きつき、妖しく誘うモモ。そこへ、まー君と藤本が戻って来る。先程までの艶美な表情とは一変、いつものモモへと戻り、楽しそうに会話するモモ。そこへ明美が荒々しい表情で帰って来た。明美は、どこからかモモの素性を聞き出したのだった。モモは様々な風俗業を荒らし回っている事、名前も、大学生だという事も全て嘘だという事を明かす。しかし、稼ぎ頭のモモに難癖をつけている明美をまー君と藤本は信じようとしない。一向に怒りはおさまらない明美は、モモの予約客を自分が代わりに行くと言い、去り際、モモにここを出て行けと言い放つ。明美が去った後、わざとらしく落ち込んで見せるモモ。辞められては困ると、まー君はモモをなだめながら、待機部屋の扉を開けた。目の前の状況に絶句するまー君。中では、電極をつけた武丸先輩が、部屋の壁を埋め尽くす程、一心不乱に無数の数式を書いていた。その時はじめは、そんな喧騒が全く聞こえないのか、ゲームの不気味なバグ画面にのめり込み始めていた。

着実に進化を遂げている武丸先輩。…しかしアレは本当に武丸先輩なのか?
答えを見つけ出した大五寺に狂気が宿る。そして本性が露になるモモ。
裏の世界への扉に近づきつつあるはじめの行く先とは…

■ 第4話 ■ (2006年7月19日 01:08〜01:38)

電極をつけられたまま、壁に無数の数式を書き続ける武丸先輩。その異様な姿を見たまー君と藤本。はじめはゲームソフトの抜き差しに没頭している。武丸先輩から頻繁に意味不明なメールが届く藤本は本物の武丸先輩がどこか別の場所にいるのではないかとつぶやく。しかし目の前の類人猿と化した武丸先輩は一体何者なのか?
はじめ「武丸先輩に成りすましている…」
気分の悪くなった藤本がキッチンに駆け込む。と、その時、顔に奇妙なメイクを施し、タキシードを着た大五寺がやって来る。その言動はどこか狂気に満ち溢れている。武丸先輩の姿を見た大五寺は、「これが宇宙の法則ですか」と興奮気味に待機部屋へと消える。
リビングでは、暗闇の中マサヨシが呆然と立ち尽くしている。明美さんが客を刺して逃げているらしい。動揺するまー君は、次々に襲い掛かる問題に苛立ち、その矛先を藤本へとぶつける。再び藤本の携帯電話に武丸先輩からのメールが届く。困惑する藤本は、怒りを抑えきれずついにキレてしまった。まー君を殴りつけ、今まで押さえていたものを全て吐き出すかのように罵声をあびせる藤本。そして、「死ね!」と言い放ち、逃げるように立ち去っていった。
マサヨシの様子もまた、おかしくなっていた。モモと見つめ合い奇妙な笑みを浮かべるマサヨシ。そして、この店を辞めると言い始めるモモ。そんな事はさせないと引き止めるまー君。笑いながら警棒を握り締めるマサヨシが言う。
マサヨシ「優しさは正義じゃない…弱い生き物は消えるべきなんだ」
怯えるまー君に警棒を降り下ろすマサヨシ。そんな状況の中、ゲーム画面に向かっていたはじめがふと呟く。
はじめ「できた…」
雷鳴が鳴り響き、テレビの電源が落ちる。暗闇が部屋を包み込む中、不気味なメイクの下から笑みを浮かべ、はじめたちに話しかける大五寺。
大五寺「みなさん、私はついに発見しました。宇宙の力に抵抗する方法を発見しました…私は神の力には屈しない…」
大五寺は衣服に流れている高圧電流のボリュームを最大限まで回し、爆発した。大五寺は跡形も無く吹っ飛んだのだった。そこへ、不気味な笑みを浮かべ、待機部屋から出てきたマサヨシがモモに近づく。握り締めた警棒からは血が滴り落ちている。
マサヨシ「暴力って素晴らしいね。何でも思いどおりになるんだね。さあ一緒におうちに帰ろう」しかし、その言葉を裏切るように「お前気持ち悪い」と吐き捨てるモモ。その言葉に呆然となるマサヨシを見てソファーで笑い転げている。
はじめ「分ったわー。ゲームのお姫様ってさ…本当はわざと捕まってんじゃねぇ? 一番悪いのこいつじゃねぇ? やっつけなきゃ、エンディング見えねーわ…」
テレビを持ち上げたはじめがモモに近づく。そして、ソファーにいるモモめがけてテレビを高く振り上げた。
荒れ果てた部屋に、モモが倒れている。その側ではマサヨシが泣いている。血だらけのまー君が待機部屋から這い出てくる。そこへ、アリスが戻って来た。部屋の惨状には目もくれず待機部屋へと行くアリス。そして、再び窓から飛び降りた。
はじめ「人、殺したらさ、周りが迷惑すんだよ…教えなきゃ駄目だわ」
部屋には鳴り止まない電話のベルが響きわたっていた。

数日後。明美が自殺したというニュースを聞いているはじめとまー君。安い死に方だと苦笑いを浮かべるまー君。そしてあの夜、ずっと鳴り響いていた電話は明美さんからだったのではないかとつぶやく。そこへ、マサヨシが申し訳なさそうにやってきた。モモに金を騙しとられたマサヨシを茶化すまー君。マサヨシは明美の遺書を読み始める。その遺書を聞き終えたはじめは、笑いながら「明美さんらしいね」とつぶやく。いつもの居心地がよい怠惰な空気が室内を包み込む。

路上では、桜井と類人猿化したままの武丸先輩がやさしさ貯金運動に参加している。

酒盛りをしようと盛り上がる相変わらずのはじめ達。ビールを買ってくると包帯姿のアリスが窓から飛び降りていく。驚くマサヨシに、はじめとまー君は、さも普通の事のように振る舞っている。窓外を眺めながら、アリスを見送る3人。頭を割りながらも元気に手を振るアリスを不思議がる一同。
はじめ「進化してるってことじゃない?」
その時、3人が空に何かを見つけた。その光景に、ただ「すげー」と叫び続ける3人。

誰もいないリビング。テレビからは改造されたまー君の車が空から降ってきたと言うニュースが流れている。

■ キャスト
はじめ君(出張風俗従業員) ……… 大倉忠義(関ジャニ∞)

まー君(出張風俗従業員) ………… 山本浩司

モモ(新人デリヘル嬢) …………… 三津谷葉子

アリス(デリヘル嬢) ……………… 阿井莉沙

正義(パシリの警察官) …………… 菅原永二(猫のホテル)

明美さん(古株のデリヘル嬢) …… 江本純子(毛皮族)

藤本(出張風俗従業員) …………… 土佐和成(ヨーロッパ企画)

桜井(元保育士) …………………… 宍戸美和公(大人計画)

武丸先輩(出張風俗経営者。伝説の元ヤン) ……… 千原靖史

大五寺先生(医者) ………………… 木下ほうか
■ スタッフ
  原作・脚本:武沢宏(アーノルドシュワルツェネッガー)
プロデューサー:矢吹東(フジテレビジョン)
        松戸信樹(オフィスクレッシェンド)
        東義勝(オフィスクレッシェンド)
     演出:納戸正明

■ 原作・脚本 武沢 宏とは
1974年8月2日愛媛県生まれ。
劇団「アーノルドシュワルツェネッガー」主宰/作・演出。
96年劇団「大人計画」入団。「ファンキー〜宇宙は見えるところまでしかない〜」「ドライブインカリフォルニア」等5作品出演後、退団。
テレビ番組制作会社勤務を経て、02年松尾スズキと大堀光威のワークショップユニット「大人鮫」に参加。
同ユニット卒業後、ワークショップ卒業生を中心に、03年「アーノルドシュワルツェネッガー」を旗揚げ。
最近では、劇団活動のほかに、外部出演、放送作家、テレビドラマ脚本、など、多方面に活動を広げている。

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