第１話『ラップだＹＯ！』

　教育委員会の手違いによって、１学期だけの非常勤で沖縄県本部町から東京の清陽高校に赴任してきた社会科倫理の教師・喜屋武茂雄（川田）。結婚願望が強く、沖縄でもお見合い相手に振られっぱなしだった彼は「東京でいちばんかわいい女子をゲットして、沖縄で結婚さあ！」とやる気満々。しかしそんな彼を待ち受けていたのは、誰も聞いてくれないダメダメ放送部の顧問という仕事だった。
　放送部員は、中学時代はプロのＤＪを目指していた部長の青葉拓実（窪田正孝）、女性の裸ばかりを描いているクールな九条三平（木村　了）、モテることばかりを考えている寺の息子・網田慎吾（加治将樹）と、クラシック好きで指揮者になることを夢見る大木悟（渡部豪太）という、いずれも３年生で、全くやる気のない４人だけ。しかも、３年の学年主任で東大卒のエリート教師である笹本梅子（小嶺麗奈）は喜屋武に、顧問として彼らに“廃部”宣告をしろと言う。