第7回 2005年8月18日(木)放送 あらすじ

脱オタク!!涙の誕生日

 沙織(伊東美咲)は、剛司(伊藤淳史)が落とした封筒を彼の元へと届けに行った。それは、剛司がオタク仲間の松永(劇団ひとり)、川本(菅原永二)と共にコミックフェスティバルに参加するために必要な受付証だった。剛司が仕事だと嘘をついて自分との約束を断り、コミックフェスティバルに参加していたことを知った沙織は、大きなショックを受け、涙を堪えることが出来ない。その姿を見た剛司は、激しく動揺し、その場から立ち去る彼女の後姿をただ見つめるしかなかった。
 一方、沙織と剛司が、インターネットの掲示板で話題になっている“エルメス”と“電車男”だと気付いた桜井(豊原功補)は、沙織の後を追い、剛司との会話を盗み聞きしていた。沙織と剛司の関係に亀裂が入ったことを知った桜井は、沙織を落とす絶好のチャンスとばかりに、彼女を自分の店に連れて行く。
 家に戻った剛司は、沙織に振られたことを、皆川(小栗旬)、牛島(六角精児)、一坂(温水洋一)、富永(我修院達也)、浅野(山崎樹範)ら掲示板の住人たちに報告する。エルメスに告白することを決意した電車男に大きな期待を寄せていた住人たちは、思いもよらない展開に驚いていた。住人たちからは、「だからコミックフェスティバルに行くなと言っただろう!」「エルメスが偏見で泣くとは考えられん」「仕事だって嘘をついたからだよ」と、さまざまな意見が書き込まれた。牛島や一坂らは、落ち込む電車男を何とか励まそうとするが、その思いは彼には届かなかった。
 明くる日、沙織は、剛司との一件を果歩(佐藤江梨子)や裕子(須藤理彩)に打ち明ける。剛司がオタク青年だったことに露骨に嫌な顔をする果歩。沙織は、それでも剛司を庇おうとしたが、自分自身がもう無理だと思っているのなら突き放す方が剛司のためにもなる、と果歩に諭されてしまう。
 その夜、剛司は、担当している派遣スタッフ・美鈴(白石美帆)を連れて、彼女の新しい勤務先を訪れていた。剛司たちが帰ろうとすると、偶然近くを通りかかった啓介(速水もこみち)が美鈴に声をかけた。啓介は、沙織と一緒に食事に行くところだった。掲示板を見て、剛司が沙織に振られたことを知っている美鈴は、一緒に行かないか、という啓介の誘いに乗り、強引に剛司を付き合わせるが…。

キャスト

青山沙織(25)エルメス … 伊東美咲
山田剛司(23)電車男 … 伊藤淳史
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陣釜美鈴(26) … 白石美帆
沢崎果歩(25) … 佐藤江梨子
観月裕子(30) … 須藤理彩
啓介(23) … 速水もこみち
松永勇作(30) … 劇団ひとり
川本信二(27) … 菅原永二
黒木文人(40) … 佐藤二朗
及川尚人(28) … 前川泰之
山田 葵(17) … 堀北真希
武田花梨(17) … 小出早織
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<ネットの住人たち>
皆本宗孝(24) … 小栗 旬
牛島貞雄(38) … 六角精児
一坂 進(40) … 温水洋一
富永(40) … 我修院達也
浅野真平(29) … 山崎樹範
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山田恒生(48) … 岸部シロー
桜井和哉(38) … 豊原功補
青山由紀(48) … 秋吉久美子

スタッフ

■原作
 「電車男」中野独人著(新潮社刊)

■脚本
 武藤将吾

■企画
 鈴木吉弘

■プロデュース
 若松央樹
 川西 琢

■演出
 小林和宏

■音楽
 Face 2 fAKE

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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