第5回 2005年5月17日(火)放送 あらすじ

#5 もう我慢できない

 千春(稲森いずみ)は夕子(三浦理恵子)から夫、堀内(伊原剛志)がなつみ(釈由美子)と浮気しているのでは、と相談されて戸惑った。まさか自分が堀内の不倫相手だったと告白するわけにもいかず、「誤解ですよ」とどうにかその場をしのいだ。
 ある日千春はえり子(青木さやか)と出かけたマッサージサロンでなつみと鉢合わせした。なつみは堀内とキスをしたと漏らしたばかりか「私が会うのやめても堀内さんが、我慢できるかなあ」といつもの調子。千春のイライラは募るばかり。「誰がやせ我慢なんか」と平静を装ったが、本音は穏やかではいられない。なつみが本気でアプローチすれば、女好きの堀内などひとたまりもない。せめて健康美人になってなつみを見返してやりたい。千春は渋るえり子と一週間の禁酒を誓い合った。『大人はみんな何かのために我慢して生きている』。
 千春はなつみに堀内との関係を問いただすが、なつみは「内緒で~す」とはぐらかして楽しんでいる。別れた男のことなどきっぱり忘れたいが、我慢すればするほど堀内に会いたい気持ちは募るばかり。すでにオーバーワークなのに、これ以上なつみに負けてたまるかと、一樹(要潤)がなつみに頼みかけた仕事も引き受けてしまった。
 一人でマンションの部屋にいると携帯を見つめては堀内からの電話を待ってしまう。かけたい気持ちをグッとこらえた。一方なつみは、そんな千春の気持ちはお構いなしに「今度は奥さんに見つからないようにします。あたし、我慢なんか大嫌いですから」。なつみの背中を千春はにらみつけるしかなかった。
 ある夜、職場に残っていると携帯が鳴った。無意識に取った相手は堀内だった。別れてからは一切連絡を取らないことに決めていて、今まで堀内からの電話は全部無視してきたのに、「元気ないな、風邪か?」久しぶりに聞く堀内の声だ。「今夜はなつみちゃんとデートでしょ」。堀内は何か話があるようだったが千春はすぐに切った。その後、一樹から接待を頼まれていた千春は立ち上がった瞬間、全身の力が抜けた。千春は一樹の腕の温かさを感じながら意識を失った──。

キャスト

大島千春(33) … 稲森いずみ
三原なつみ(25) … 釈 由美子
甲本一樹(28) … 要 潤
山岸えり子(33) … 青木さやか
甲本 椿(27) … 石川亜沙美
           ●
三宅修二(26) … 金子貴俊
真鍋健蔵(47) … 佐戸井けん太
谷村 誠 (38) … 高知東生
           ●
堀内夕子(31) … 三浦理恵子
一条杏子(41) … 川島なお美
堀内正光(40) … 伊原剛志

スタッフ

■脚本
 後藤法子

■プロデューサー
 吉條英希(関西テレビ)
 遠田孝一(MMJ)
 安藤和久(関西テレビ)

■演出
 新城毅彦
 他

■音楽
 大島ミチル

■制作
 関西テレビ
 MMJ

バックナンバー