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第46回 2003年5月25日 「下町のレストラン」 南仏のリゾート地として知られるニースの旧港近く、 下町の一角に100年以上も前に開店したレストランが残っている。 店で出してきた料理は全てニースの伝統料理。 その中からニースのおやつの定番となっているラ・ソッカを紹介。 |
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初めて打ち合わせで訪れた時には「非常に不思議な店」という印象を持ったのが、この下町のレストランでした。 とにかく店があるのが繁華街から少し離れた平日でも人通りが多くない場所。外から見ると店の窓にはカーテンがあり、中の様子も伺えない入りづらい雰囲気。店構えも伝統的と言えなくないものの、昔のままの古いつくり。入り口にある文字は長年の風雨で消えかかり、本来ならば8桁であるはずの電話番号も昔の6桁のまま書かれている。店内に入ると、あちらこちらにたくさんの骨董品が並んでいて、店の奥には古いシトロエンの車まで置いてあるという、どこか異空間にでも入り込んだような雰囲気が漂う店。 ……それがこのレストランだったのです。 (後でわかったことですが、店の入り口にあった消えかかった文字「Specialites Nicoises」は、「ニースの伝統料理」という意味で、これがそのまま店の名前でした) まあ、そんな雰囲気だったので、取材に行くまではちょっと不安がありました。営業している時はどんな様子なんだろう?お客はどれくら入っているのだろう?期待通りの撮影はできるのだろうか? ところが、夜の8時半。お店に入ってビックリ。店内は満席でなんともにぎやかなこと。皆、楽しそうに食事をしていて、その様子を撮影していると、この店はこうなんだ…と口々に説明してくれる良い雰囲気のお客さんがいっぱい。 そうなんです。この店は、初めて来る人にはちょっと入りにくいかもしれないけれども、一度入ってしまえば病み付きになる?知る人ぞ知る、地元の人達に人気のレストランだということを、この時、初めて実感したのです。 お店で出される料理は日替わりで決まっていて、席に着くと黙ってその日出される料理を食べるのみ、というシステム。 この日のメニューは、まず前菜として「ソッカ」「ピサラディエール」が出され、「ニース風サラダ」「ニース風ラビオリ」「肉の煮込み料理」と出て、最後にデザートのタルトが出されました。コーヒーが出てくる頃、この店の2階で生まれ、町の名物おばあちゃんだという2代目マダム、カトリーヌ・エレーヌさん(84歳)が登場し、ひとしきり話をすると店に置いてある自動演奏オルガンが鳴り響き、皆で歌を唄うというおまけまでついています。 これで一人36ユーロというのが高いか安いかは、店の料理と雰囲気を一度体験してから判断してみてください。 ちなみに、日本からは、某料理学校の学生が研修最後の日にこのお店の料理を食べに来るそうなので、味の方は期待してもらって大丈夫だと思います。 もちろん、スタッフも食事させてもらいましたが、はじめの不安を裏切る良い味を出していました。中でもカメラマンは番組で紹介した「ソッカ」が気に入り、パリに帰って自宅で作ってみたそうです。なかなか美味しかったと連絡がありました。 では、簡単なので「ソッカ」の作り方を… (1)水1リットルに対し100グラムの塩を入れ、そこに500グラムのエジプト豆の粉を入れてよく混ぜる。 (2)オリーブオイル200ccを入れた器にソッカの生地を流し込みオーブンで焼く。 一応、ソッカはエジプト豆(ひよこ豆)の粉を使いますが、小麦粉でもできると思います。 食べるときに、コショウをかけて食べるのがポイント。 実際食べた感想では、コショウは粗引きのものではなく、一般に市販されている安価なコショウが合うと思います。 |
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Specialites NICOISES 住所:39 RUE Beaumont-NICE TEL:04 93 89 17 94 |
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「THE HARDEST THING TO DO」 ephemera 作詞/作曲:INGER LISE STORKSEN レコード会社/CD NO:ephemera records/No:LSCD-0003 |