放送内容詳細 少し前に見た異国の街角に保奈美(米倉涼子)は再び降り立っていた。流翠(椎名桔平)から「今の君を受け入れることはできない。俺は藤島家のため生きる」と告げられた後、保奈美はとうとう決意してここにやって来たのだ、自分を美しく変えてくれた異国の地に。ここでもう一度昔の自分に戻ることを決めて。良平(加藤晴彦)は、まもなく手術を受けることになる保奈美に電話で、「帰ってきたらオレとマジで結婚しない?」とプロポーズ。「このチャンス逃したら一生後悔すると思うけど」。受話器を握りしめ保奈美はただ黙って良平のことばを聞いていた。 その後、保奈美のもとを突然流翠が訪ねてきた。だが期待して喜びに溢れた保奈美の表情は、「俺のために戻ろうとしても遅い、オレには捨てられないものがある」という流翠のことばに瞬時にして曇ってしまうのだった。それでも精一杯の思いで「私、元に戻る!だから私を迎えにきて!」と叫ぶのだった。 一咲(小西真奈美)は、まだ葵(青田典子)との結婚を認められずにいた。家も出たきり戻るつもりはなかった。だが、そんな一咲に良平は、「本気でお兄さんを好きならお兄さんのしあわせを一番に考えてやれっ」と諭すのだった。 これをきっかけに一咲は、流翠の元に戻り花を生けていく決意を伝えた。そしてこの時ようやく母から預かっていた手紙を兄・流翠に手渡した。おそらくは死を覚悟して書かれたと思われる文面には、藤島を守らんがために流翠と一咲を苦しめたこと、そして愛など一時のまやかしに過ぎないと家を選んだ自分の選択が正しかったのか・・・ということがつづられていた。そして「・・・求め続ける思いさえあれば、きっと・・・ 後悔のない人生を送る事を願っています」そうくくられた手紙を読み終えた流翠にはある覚悟がされたのだった。 そして、流翠の結婚式当日。流翠は、まずは幹部たちにこの日のため生けた花を見てほしいと豪華絢爛なマリッジフラワーを披露。感嘆の声を集めた。だが、実はそれらはすべて造花だったのだ。流翠のこの行動の真意には何があるのか、唖然とする一同・・・。 良平は小さな教会で保奈美を待っていた。流翠の結婚と同日同時刻に、この日帰ってくる保奈美を待つ良平。全く同じ日を選んだ本当の意味とは・・・。その頃、早乙女家では純一(小倉久寛)、ルリ子(柴田理恵)、成美(虻川美穂子)が帰国した保奈美を迎え全員が驚愕し、言葉を失っていた。 閉じる もっと見る 出演者 早乙女保奈美(26) … 米倉涼子藤島流翠(35) … 椎名桔平竹田良平(26) … 加藤晴彦藤島一咲(23) … 小西真奈美向井エリ(26) … 菊池麻衣子夷手原葵(29) … 青田典子早乙女成美(26) … 虻川美穂子 ・矢島 正(26) … 谷原章介早乙女ルリ子 … 柴田理恵早乙女純一 … 小倉久寛 ・藤島紫乃(57) … 市毛良枝 スタッフ プロデューサー 小岩井宏悦(フジテレビ) 高橋萬彦(共同テレビ)脚本 吉田智子演出 藤田明ニ 都築淳一制作 フジテレビ 共同テレビ