2006年7月19日(水)放送 #139
チェスプレイヤー/エイミー・カーター・ミラノさん篇
チェスプレイヤーのエイミー・カーター・ミラノは障害者の介護士として忙しい毎日を過ごしながらも、5年前に遠ざかったニュージーランド代表に再びチャレンジしています。
ニュージーランド南島のダニーデン。
エイミー・カーター・ミラノは、障害者の介護士です。
先日、彼女はこの町のチェス大会に参加しました。
結果は3位。まずまずの成績ですが、彼女の実績を知る者からすれば不満が残ります。
かつてはニュージーランド代表だったのです。
チェスから遠ざかったのは5年前。
介護士の仕事が忙しくなったためでした。
勝負と引き替えに得たのは、障害者の笑顔そして素敵な出会いでした。
自分が介護していたスコットと恋に落ち、結婚する事になったのです。
彼は交通事故で脳に後遺症があります。
リハビリの一環として、彼とチェスを続けるうちに忘れていた気持ちを思い出しました。
「もう一度、代表へ戻りたい」
彼女の心に夢の灯りがともりました。
♪BGM「森深く、静かで平和な島 T Skovens Dy Be Still Rs」♪シセル・シルシェブー(パイオニアLDC/PICP−1030)