第4回 2009年1月10日(土)放送 あらすじ

長崎の空に

 竹宮芽衣(南沢奈央)が、中川沙良(桜庭ななみ)と初めて会ったのは中学2年の時。上級生にゴスロリファッションをからかわれ、いじめられている沙良を芽衣が救ったのだ。
 中学3年生でクラスが一緒になり、すぐに沙良は芽衣たちの仲間になった。目下の話題は、間近に迫った長崎への修学旅行。登校してきた芽衣と沙良が下駄箱で靴を履き替えていると、西野敦史(溝端淳平)が声をかけてくる。敦史は、芽衣に話があるようだが、藤原夏樹(柳下大)と神谷充(田島亮)に割り込まれ、言葉を飲み込んでしまう。仲間たちがいる前では、なかなか言い出せない敦史だが、修学旅行中の自由行動日の計画を立てているホームルームの時間、意を決して芽衣に告げる。「もしよかったら、一緒に回らない?」。
 下校時の下駄箱で、山岸美亜(岡本玲)や中西優梨(鈴木かすみ)たちが敦史の行動をほめつつも、芽衣をからかっている。と、そこに敦史が来た。気を利かせた美亜たちが去ると、芽衣は敦史に「一緒に回ろう」と答える。
 敦史の行動に興味津々なのは女子ばかりではない。下校中の夏樹や充が、高橋陸(木村了)と自分も誰かを誘おうなどと話していると、美亜たちが下駄箱での出来事を報告。みんなで盛り上がるが、陸は…。
 芽衣と敦史は、長崎のガイドブックを買って、フードコートでスケジュールの打ち合わせ。敦史が芽衣を家まで送る途中、2人は川口ミヤビ(平田薫)と会う。そこに安田愁(若葉竜也)と、村越浩市(松田賢二)が現れた。村越を見た敦史は、芽衣に行こうと促す。どうやら顔見知りの様子。去ろうとする敦史に、母親の具合を尋ねる村越。だが、敦史は答えなかった。
 家の近くまで来ると、芽衣を呼びかける声。買い物帰りの芽衣の母、幸子(渡辺典子)だ。芽衣に紹介されて、敦史が挨拶。すると、敦史の姓名を知った幸子は住まいや、母親の名を問いかける。母は入院していて、名は夏実(山本未來)だと敦史が答えると、幸子は少し動揺した様子。そんな母子を残して、敦史は帰って行った。
 修学旅行初日、団体行動で盛り上がる芽衣たち。その夜、風呂上りの芽衣は沙良から孤独だった日々を打ち明けられる。沙良は、そんな孤独から救ってくれた芽衣に感謝していた。芽衣も、沙良に教わったことがあると答えた。
 男子部屋では敦史が陸たちとトランプに興じている。そこに、担任の井上隼作(矢柴俊博)が顔を出す。敦史を呼んだ井上は、夏実が怪我をしたと報告。電話した森崎孝道(小木茂光)から、自分がついているから心配ないと言われる敦史だが、芽衣にわけを話し、病院に行くため自由行動が出来なくなったと詫びる。気にしないでと答える芽衣に、敦史はひとつの提案をする。
 芽衣と敦史は、秘かにホテルを抜け出した。一足早い自由行動だ。夜のグラバー邸に着くと、敦史は初恋の話を始める。それは、8歳の誕生日に1人の女の子に出会ったことということ。話を聞くうちに、芽衣はその女の子が自分だと気づく。その子を今でも好きで、16歳の誕生日を一緒に過ごしたいと告白する敦史は、芽衣に運命を信じるかと聞く。
 ホテルに帰った芽衣を沙良が待っていた。芽衣から敦史との運命的再会を聞いた沙良は、自分のことのように喜び、自分は陸のことが好きだと打ち明けた。
 翌朝、1人で出かけようとする芽衣を陸が追いかけてきた。一方、沙良は美亜たちと行動を共にするのだが、陸がドタキャンしたことが気にかかっていた。そんな時、沙良たちは芽衣と陸が一緒にいるところを目撃してしまう。ショックを受けた沙良は…。

キャスト

竹宮芽衣 … 南沢奈央
西野敦史 … 溝端淳平
高橋 陸 … 木村 了
山岸美亜 … 岡本 玲
中川沙良 … 桜庭ななみ
藤原夏樹 … 柳下 大
中西優梨 … 鈴木かすみ
神谷 充 … 田島 亮
竹宮春菜 … 岩田さゆり
篠崎悠哉 … 矢崎 広
     ・
竹宮寿久 … 甲本雅裕
森崎孝道 … 小木茂光
竹宮幸子 … 渡辺典子

ほか

スタッフ

■原作
 メイ
 「赤い糸」「赤い糸destiny」
 (ゴマブックス刊)

■脚本
 渡辺千穂

■企画
 関谷正征
 種田義彦

■プロデューサー
 森安 彩

■演出
 村上正典

■音楽
 菅野祐悟

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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