第3回 2008年12月20日(土)放送 あらすじ

出会っていた二人

 中学1年の夏。浴衣姿の竹宮芽衣(南沢奈央)と山岸美亜(岡本玲)が連れ立って歩いていると、ケンカをしている中学生男子の集団に出くわす。その中には、たかチャンこと高橋陸(木村了)がいた。ケンカの最中にも関わらず、陸は芽衣の美しさに見惚れてしまう。そして翌日の体育の時間、陸は芽衣が同じ学校の生徒だと知った。この出会いに、陸は運命を感じる。
 中学3年生の春。2人は同じ3年1組になった。体育の時間、西野敦史(溝端淳平)と知り合いだった陸は、たちまち藤原夏樹(柳下大)や神谷充(田島亮)と親しくなる。一方、芽衣も新しくクラスに来てポツンとしていた中川沙良(桜庭ななみ)に声をかけ、美亜、中西優梨(鈴木かすみ)らの仲間に迎えた。姉のバスケットの練習に付き合っていたと言う芽衣の見事なシュートを、敦史と陸が見つめる。
 文化祭で、3年1組は占いの館を出すことになった。大道具や美術などの代表を決めるくじ引きで敦史が引いたのは占い師に扮する占い番長。芽衣は、大道具番長だ。陸は、占いの館と掛け持ちで、夏樹、充と一緒にバンドを組んでライブ演奏すると言う。沙良は、バンドのダンサーを買って出た様子。陸は、放課後の部活が終わったら自分の家にバンドの特訓を見に来いと芽衣たちを誘う。美亜や優梨は誘いに乗るが、敦史は用事があると断った。
 陸の家でバンドの練習が始まる。美亜と優梨もダンサーに加えられてしまう。そんな仲間を笑いながら見ている芽衣。その頃、敦史は薬物依存からの社会復帰を目指してリハビリ中の母、夏実(山本未來)の医療センターを訪ねていた。何度も入退院を繰り返すことを詫び、早く一緒に暮らしたいと言う夏実に、敦史はゆっくり治療すれば良いと話す。
 芽衣や敦史たちが、占いの館の準備をしていると、森崎孝道(小木茂光)が差し入れを持ってやってきた。危なっかしい作業をしている子供たちに、道具の使い方を教える森崎。また、森崎は芽衣が口にした運命の赤い糸の話を引き取り、赤い糸伝説を語って聞かせる。図書室に行った芽衣は、千年前の中国に由来を持つ、悲しい赤い糸の話を沙良とともに詳しく知ることになった。
 図書室を出ると、沙良が何やらメールを打っている。誰宛かと尋ねる芽衣に、沙良は誰にも告げないことを条件に、自分自身に打っていると答える。日記みたいなものだと続ける沙良に芽衣は、気持ちは分かると同意した。
 文化祭が始まった。賑やかな校庭とは裏腹に人気のない校舎裏には、川口ミヤビ(平田薫)と安田愁(若葉竜也)がいた。パンダのアクセサリーを無くしたと言うミヤビを厳しく叱る愁。そこに、他校の女子生徒が来た。愁は女子生徒に別のパンダのアクセサリーを渡して金を受け取っていた。ミヤビが無くしたパンダのアクセサリーは芽衣が拾っていた。芽衣からアクセサリーを受け取り、礼を言ったミヤビは、もし忘れたくなるような嫌なことがあったら自分に相談して、と、意味深な言葉を残して去って行く。
 敦史が占い師に扮する占いの館は大盛況。そんな敦史のもとに、聖蓉女子の田所麻美(石橋杏奈)が訪ねてきた。渡り廊下に行くと、麻美は敦史に悲しい出来事を告げる。
 教室に戻ると、芽衣が1人でいた。みんな陸たちのバンドを見に行ってしまったのだ。ふと、敦史が芽衣を占うと言い出す。芽衣から生年月日を聞いた敦史は、あることに思い当たって…。

キャスト

竹宮芽衣 … 南沢奈央
西野敦史 … 溝端淳平
高橋 陸 … 木村 了
山岸美亜 … 岡本 玲
中川沙良 … 桜庭ななみ
藤原夏樹 … 柳下 大
中西優梨 … 鈴木かすみ
神谷 充 … 田島 亮
竹宮春菜 … 岩田さゆり
     ・
西野夏実 … 山本未來
森崎孝道 … 小木茂光

ほか

スタッフ

■原作
 メイ
 「赤い糸」「赤い糸destiny」
 (ゴマブックス刊)

■脚本
 渡辺千穂

■企画
 関谷正征
 種田義彦

■プロデューサー
 森安 彩

■演出
 村上正典

■音楽
 菅野祐悟

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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