第11回 2009年2月28日(土)放送 あらすじ

それでもいいと思える恋

 竹宮芽衣(南沢奈央)は、村越浩市(松田賢二)の店で西野敦史(溝端淳平)の母、夏実(山本未來)から突然、謝罪された。夏実は、16年前に芽衣の実の母、石川マチ子(山口紗弥加)が死んだのは自分のせいだと言う。芽衣はこの告白に戸惑う。すると、村越が芽衣と敦史の関係をやゆし始めた。同行していた森崎孝道(小木茂光)が村越を制止、芽衣、川岸美亜(岡本玲)に帰るよう促す。敦史は、森崎とともに夏実を病院に連れて行く。
 家に帰った芽衣は、幸子(渡辺典子)に夏実に言われたことを話し、なぜマチ子が死ななければならなかったのかと尋ねる。幸子は、夏実が薬物依存症でずっと苦しんでいることを教え、一通の封筒を芽衣に渡した。それは、16歳になった芽衣へと、実の父、春生(浜田学)が書き遺したもの。その春生は、すでに病気で他界していた。
 春生の手紙には、マチ子や夏実との出会い、そして村越との再会が綴られていた。夏実と出会ったことで、薬物所持で逮捕され、その結果、マチ子を亡くしたことの経緯も書かれていた。同じ頃、夏実に付き添って病院にいた敦史も、森崎から過去の詳しい事情を聞かされていた。
 田所麻美(石橋杏奈)は、カウンセリングを受けている太田一平医師(鈴木浩介)に敦史が心配だと相談する。太田の敦史はどんな存在かとの問いに、一番大切な人と答える麻美。太田は、そんな人に何をしてあげられるかを考えてみようと促した。敦史に会った麻美は、神社に中川沙良(桜庭ななみ)が訪ねて来たことを教える。
 芽衣と敦史以外の仲間たちも、それぞれに転機が訪れていた。藤原夏樹(柳下大)と中西優梨(鈴木かすみ)は、覚悟を決めて産婦人科へ。美亜は、川口ミヤビ(平田薫)を安田愁(若葉竜也)のグループから抜けさせようとする。
 そして、芽衣たちは夏樹と優梨に呼ばれて、いつものハンバーガー店に集まった。夏樹は、優梨と自分の子供に関しての決意を語る。店を出る時、敦史は村越の店での一件を芽衣に詫びる。そうして、仲間たちはそれぞれの帰途につく。
 家に向かう芽衣の携帯電話がメールを着信。沙良からだった。一方、敦史は、森崎から神社に届いていたという荷物を渡される。包みの差出人は沙良、中には彼女が使っていた携帯電話が入っていた。添えられていた手紙には、携帯電話の「明日の私へ」というメールフォルダを読んで欲しいと書かれていた。
 メールを読んだ芽衣は、鈴の森第二中学校で沙良と会う。記憶が戻ったのだと思い詫びる芽衣を制した沙良は、中学生時代の思い出を話し始めた。沙良は、記憶は戻っていないが、携帯電話に自分が送っていた「明日の私へ」というメールフォルダを読んで自分の過去を知ったと言う。そして、なぜ敦史と別れてしまったのかと沙良は問うのだった。
 数日後、芽衣は夏実の病室を訪ねる。夏実の過去の贖罪を、自分は不幸ではなかったと否定する芽衣は、敦史への想いを話し始め…。

キャスト

竹宮芽衣 … 南沢奈央
西野敦史 … 溝端淳平
山岸美亜 … 岡本 玲
田所麻美 … 石橋杏奈
中川沙良 … 桜庭ななみ
藤原夏樹 … 柳下 大
中西優梨 … 鈴木かすみ
竹宮春菜 … 岩田さゆり
     ・
石川マチ子 … 山口紗弥加
竹宮寿久 … 甲本雅裕
西野夏実 … 山本未來
森崎孝道 … 小木茂光
竹宮幸子 … 渡辺典子

ほか

スタッフ

■原作
 メイ
 「赤い糸」「赤い糸destiny」
 (ゴマブックス刊)

■脚本
 渡辺千穂

■企画
 関谷正征
 種田義彦

■プロデューサー
 森安 彩

■演出
 村上正典

■音楽
 菅野祐悟

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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