第2回 2010年10月24日(日)放送 あらすじ

哀しき誘拐犯! ダメ記者チーム始動

 蒼山叶(松雪泰子)がデスクを務める遊軍取材班に、政治部から赤坂衆(小出恵介)が異動して来た。ニュース編集部デスクの黒井彰(平山浩行)から蒼山のお目付役を命令された赤坂なのだが、白石弘(小日向文世)や黄田功(要潤)たちは何をやらかしたのかと興味津々。
 そんな時、遊軍にヘルプ要請が入る。発生中の大手ファミレスチェーン女社長誘拐事件に絡んだものだ。性質上、この事件には報道規制が敷かれ、世間には公表されていない。目を輝かせる蒼山を張り番の社会部への物資供給だといさめる赤坂。それでも、蒼山は自ら現場へ向かうと言う。蒼山は3人と見られる犯人の身代金の要求額が2億だという事に引っかかっていた。何とか取材に加わりたい蒼山だが、赤坂の目もあり現場では相手にしてもらえない。
 その頃、遊軍では残った者たちが投書やメールなどで寄せられる情報のチェックをしていた。奥澤緑(相武紗季)が読み上げていたメールに、白石が食いつく。メールには、すごい美人を誘拐したと書かれていた。
 報告を受けた蒼山は、すぐさまメールの差出人が指定した喫茶店へ向かうと遊軍からは緑だけが来ていた。また、同じ情報を受けたマスコミの連中もいる。だが、時間が来ても差出人らしき人物は現れず、他のマスコミ連中は次々と帰ってしまう。自分たちも帰ろうと促す緑に、蒼山は差出人のメールアドレスが被害者の拉致現場付近で目撃された車両ナンバーと一致していると告げる。一般に知らされていない情報をアドレスに使っていることに蒼山は信憑性を感じていた。相手が必ず接触してくると緑に待機を命じ、自分は誘拐事件の情報を集めると蒼山は喫茶店を出る。
 店を出た蒼山は、上着のポケットに携帯電話の番号が書かれたカードが入っていることに気づいた。番号にかけると、すぐに相手が出る。どうやら、メールの差出人のようだ。その男は、緑にメールアドレスと車両ナンバーの一致の話をしていた蒼山を認めた様子。どうやら、さきほどの喫茶店にいたようだ。そして、自分が犯人だと言う男は蒼山に新たな情報を提供する。それは、ある住所。さらに男は、翌日、人質を解放すると言って電話を切った。
 蒼山の調べで、男が告げた住所は誘拐された女社長の大手ファミレスのチェーン店の駐車場。その駐車場は、以前は『幸福亭』という食堂だったのだが、店の所有者は5年前に妻とともに事故で亡くなり、夫婦の2人の子供は親戚に預けられていた。
 割り切れない身代金と、自ら接触に成功した犯人を名乗る男。その男が示唆した5年前の事故…。誘拐事件の裏に潜む事実に、蒼山は遊軍メンバーと迫って行く。

キャスト

蒼山 叶<あおやま・かなえ>(38)
松雪泰子

赤坂 衆<あかさか・しゅう>(28)
小出恵介

奥澤 緑<おくさわ・みどり>(25)
相武紗季

桃井 祐<ももい・ゆう>(25)
遠藤雄弥

紫村 健<しむら・けん>(27)
小柳 友

黒井 彰<くろい・あきら>(38)
平山浩行

黄田 功<こうだ・いさお>(35)
要 潤

白石 弘<しらいし・ひろし>(49)
小日向文世

ほか

スタッフ

■脚本
 酒井雅秋

■編成企画
 太田 大

■プロデューサー
 森安 彩
 江森浩子

■演出
 石川淳一

■音楽
 林 ゆうき

■制作
 フジテレビ

■制作・著作
 共同テレビ

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