JOKER ジョーカー許されざる捜査官

第1回 2010年7月13日(火)放送 あらすじ

2つの顔をもつ刑事…凶悪な真犯人を闇で裁く

 7歳の男児が銃殺されるという事件が発生し、神奈川県警捜査一課・警部の伊達一義(堺雅人)は、遺体発見現場に急行する。現場には、すでに鑑識課・巡査部長の久遠健志(錦戸亮)ら鑑識官が到着していて、証拠物の採取を行っていた。そんなところへ、捜査一課に配属になったばかりのキャリア刑事、警部補の宮城あすか(杏)がやってくる。
 ジャケットにジャージという奇妙な格好で取り調べをする伊達を見たあすかに、久遠と来栖淳之介(平山浩行)は、あれが自分たちやあすかの上司だと説明。変わり者で、怒ったこともないから“仏の伊達さん”と呼ばれているという男を見たあすかは驚く。遺体と対峙していたその背中に、猛烈な怒りが立ち込めているのを感じたからだ。
 その後の調べで、男児・河相満(貴島康成)は、改造銃で撃たれていたことが判明。犯人は、銃の威力をためすために、泣き叫ぶ満を的にして連続で撃ったのだ。その凄惨なやり口に、刑事たちの怒りは高まる。
 そんな折、捜査一課・警視正の井筒将明(鹿賀丈史)に会ったあすかは、井筒から伊達があすかの兄・夏樹とコンビを組んでいた刑事だと聞く。
 翌日、木内亨(細田よしひこ)という若い男が、自分が改造銃を作ったと出頭してきた。木内は、高校時代にいじめられていた新垣豪太(山根和馬)に強制され改造銃を作ったと自白。最近になって新垣から呼び出され、銃の威力を試すといって満を撃つところを見せられたと言う。木内の供述通り、満の殺害現場には新垣の指紋が付いた改造銃が残されていた。来栖らは、目撃情報とも一致する新垣を逮捕しろ、と色めき立つが、伊達と久遠は何かがひっかかる。
 一方、容疑のかかった新垣は、木内にハメられたと犯行を完全否定。しかし、素行が悪く補導歴もある新垣の供述は、品行方正で父親が検事という木内に比べ、信用性が薄い。新垣犯人説が高まる中、木内を疑う伊達は、井筒に木内の家宅捜索を願い出るが、却下されてしまう。それどころか、翌日には新垣の逮捕状が取られることになった。
 その後、伊達は、かつて捜査一課の刑事だった三上国治(大杉漣)が経営するバーで、ルポライターの片桐冴子(りょう)と鉢合わせになる。伊達は、元同僚で恋人同士でもあった冴子に…。

キャスト

スタッフ

■企画
 立松嗣章
 太田 大

■脚本
 武藤将吾

■プロデュース
 稲田秀樹
 永井麗子

■演出
 土方政人

■音楽
 井筒昭雄

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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