第4回 2009年5月7日(木)放送 あらすじ

悲しみの復讐者

 大澤絵里子(天海祐希)ら「特別犯罪対策室」のメンバーは、小学生を対象にした防犯キャンペーンを任され、その一環として、子供たちの前で防犯をテーマにした寸劇を上演する。
 野立信次郎(竹野内豊)ら警察上層部も見に来る中、絵里子、木元真実(戸田恵梨香)、山村啓輔(温水洋一)はコスプレさながらの扮装で舞台に立ち、片桐琢磨(玉山鉄二)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)は舞台の袖から成り行きを見守っていた。
 絵里子は台本通りの進行を願うが、もともと渋っていた真実が劇の半ばでやる気を失い、あろうことか舞台を降りようとする。絵里子は、子供たちが見ているにもかかわらず、真実を叱責。しかし、真実は聞き入れず、舞台を降りて出て行ってしまう。
 翌日、真実は欠勤するというメールを対策室のメンバー全員に送ったまま姿を表さず、花形がコンタクトを取ろうとしても、メールにも電話にも応えない。絵里子は怒りをあらわにし、真実をクビにすると言う。そんな噂は、真実の元上司で科捜研の奈良橋玲子(吉瀬美智子)の耳にも入る。
 
 そんな折、若い男性が頭部と腹部に銃弾を撃ち込まれて死亡するという事件が起こる。現場に向かった絵里子は、流れている血の一部が何かの記号のように見えることが気にかかる。さらに翌日、またしても男性の射殺事件が起こる。今回も、先の被害者同様に頭部と腹部に銃弾が撃ち込まれていた。そして、現場には血のりで書かれた「4」の文字があった。
 対策室に戻った絵里子は、1件目の現場で見つけた血の跡も「4」であることを発見。明確なメッセージを残したのは、恨みによる殺人だから、との見解を明かす。さらに、1件目より2件目の犯行が手慣れてエスカレートしていることから、犯行はまだ続くとも予測。「4」とは4人を殺すことを意味している、というのだ。あと2人、被害者が出るのか——絵里子の言葉を聞いたメンバーたちの間に緊張が走る。

キャスト

大澤絵里子 … 天海祐希
野立信次郎 … 竹野内 豊
木元真実 … 戸田恵梨香
花形一平 … 溝端淳平
奈良橋玲子 … 吉瀬美智子
岩井善治 … ケンドーコバヤシ
山村啓輔 … 温水洋一
片桐琢磨 … 玉山鉄二

スタッフ

■脚本
 林 宏司

■演出
 光野道夫

■プロデュース
 村瀬 健
 三竿玲子

■音楽
 澤野弘之
 和田貴史
 林 ゆうき

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

バックナンバー