第11回 2009年6月25日(木)放送 あらすじ

衝撃の最終回拡大SP…裏切りの果て

 大澤絵里子(天海祐希)は、刑事たちに野立信次郎(竹野内豊)、警視総監・大山源蔵(津川雅彦)を乗せた車の追尾を指示すると、自身も木元真実(戸田恵梨香)、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)とともに車を追いかける。
 さらに、一台のバイクも車を追いかけていた。池上浩(丸山智己)の弟・健吾(石垣佑磨)だった。ところが、車に乗った何者かが発砲し、健吾は転倒。絵里子らは救助のために車を止め、野立らの乗った車を見失ってしまう。
 その頃、丹波博久(光石研)は集まった警視庁の幹部たちに、大山と野立が誘拐されたことを報告。首謀者は、反政府組織「黒い月」のメンバーだと伝えた。
 一方、対策室に戻ってきた片桐琢磨(玉山鉄二)は絵里子に、何者かにより刺された小野田忠(塩見三省)が意識不明の重体であると告げる。小野田は、警視庁にあるとされる裏金汚職の証拠をつかんだため命を狙われた。対策室のメンバーたちは、裏金疑惑と「黒い月」に野立が関係していると思われることにとまどいを隠せない。
 そんな中、絵里子はメンバーたちを集めると、司令部からの情報を対策室に入れるため、屋田健三(相島一之)の協力を得ることにしたと明かす。そして、早速、屋田を呼ぶと、野立が裏金汚職に関わっており、その隠ぺいのために総監を殺害することが「黒い月」の利害と一致し「黒い月」と手を組んだのだと話した。さらに絵里子は、誘拐されたふりをしている野立は、事件決着後に何食わぬ顔で警視庁に復帰するだろうが、もし、自分たちが野立の企てを知ったとわかれば、総監を殺して「黒い月」と一緒に逃亡するだろう、だから、今は野立の作戦に乗るふりをしてその裏をかくのだ、との計画を明かし、屋田もそれに同意する。
 やがて、警視庁の司令部に「黒い月」の高倉龍平(反町隆史)から、総監と野立の無事を知らせる電話が入る。そんな高倉に丹波が要求を尋ねると、高倉は現在服役中の3人の幹部を24時間以内に釈放することだと明かした。
 その頃、監禁部屋にいた野立は高倉に、引退が近い総監を殺しても組織の名前はあがらない、つぶすなら、警視庁の真のエースである絵里子を狙えとアドバイスを送る。
 高倉の要求を聞いた絵里子は、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らに小野田周りの情報を再度洗うように指示。絵里子は真実とともに入院中の健吾を訪ねる。
 その後、絵里子の携帯に高倉から電話が入る。絵里子と話した高倉は、絵里子を気に入ったからプレゼントを送っておく、と意味深な発言をする。絵里子は、高倉が小野田のことを言っていると直感。片桐らに小野田が入院している病院へ急行させる。
 そんな折、今度は山村から発電所付近で爆発物が見つかったと連絡が入る。早速、爆弾処理班が現場に向かったが、爆弾を見た処理班は言葉を失う。今までに見たことがない爆弾で、その処理方法がわからないというのだ。奈良橋玲子(吉瀬美智子)はそれを、日本にはまだ解除したものがいない燃料気化爆弾だと言う。絵里子は、それを解除できるのは、現在服役中の野垣泰造(武田鉄矢)だけだろうと言い…。

キャスト

大澤絵里子 … 天海祐希
野立信次郎 … 竹野内 豊
木元真実 … 戸田恵梨香
花形一平 … 溝端淳平
奈良橋玲子 … 吉瀬美智子
岩井善治 … ケンドーコバヤシ
山村啓輔 … 温水洋一
片桐琢磨 … 玉山鉄二

スタッフ

■脚本
 林 宏司

■演出
 光野道夫

■プロデュース
 村瀬 健
 三竿玲子

■音楽
 澤野弘之
 和田貴史
 林 ゆうき

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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