伊能忠敬の史実を綿密にリサーチし、その足跡を追いながら日本全国の海岸線を5回に渡って高精細4K空撮映像で収録しました。今から200年前と変わらぬ風景、当時忠敬が見たであろう映像をリアルに撮影し、忠敬が手書きで描いた伊能図を高解像度でデジタルスキャン。現代の日本の海岸線と忠敬の描いた海岸線を高精細映像で比較していきます。史上初めて、正確な日本地図を描いた忠敬。彼が歩んだ軌跡、その時見たであろう絶景、そして感じた思いを、美しく描かれた日本地図（伊能図）や当時の史料で検証しながら、変わりゆく日本の海岸線を高精細4K解像度で捉えた空撮歴史ドキュメンタリー。
改めて上空から見る日本の地形、それは息を呑む程の美しさと共に、三陸海岸や熊本などの被災地、桜島や伊豆諸島など、日本は火山帯に属する島国であることも実感できる。高精細にデジタル化した伊能図と、高精細の現在の空撮映像を比較しながら、地震や災害など自然の驚異に対して日本人がどう向き合うのかも考えていく。