北の国から35周年倉本聰が語る秘められた真実
北の国から35周年倉本聰が語る秘められた真実
2017年1月22日(日)放送終了

放送内容詳細

―僕は2年前、東京を捨てた
北海道の中央部、十勝連峰と芦別夕張山系に抱かれる富良野という町の町はずれ、小さな森の中にすんでいる。
東京をはなれこの土地に根を下ろしながらいろいろなことを経験した。
何よりもここに暮らしてみて人間関係の輪を拡げるなかで最も切実に感じることは、ここには生活を金では買わない人々がまだまだ生きているということであった。
こんな書き出しで始まった23枚に及ぶ企画書。都会の暮らしに慣れた倉本聰が、自ら北の大地に根を下ろし、その暮らしの中で向き合った自然の脅威。一方、それを知り、自然と折り合いながら生きている北の大地の人々。そこには都会人が忘れた、生きることのあるべき姿があった。
そんな北の大地・富良野でつづられた物語「北の国から」。
―純が初めて父を尊敬し、そうして生きていくことの本当の意味を知る、いわば一人の少年の思春期の遍歴をたどりたいと思います。企画書にこう記した、脚本家 倉本聰の思いとは…。番組では、倉本が35年前に記した企画書にフォーカスし、ロングインタビューを通じて知られざる真実をひもといていく。
35年という歳月を経て育まれた作品の原点、その根となるものはいったい何なのか。一つの種が大きな森になり、そこに生きる者を豊かにしていく。そんなテーマに基づき、倉本の秘められた想いを聞く。
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出演者

倉本聰