差別の病と生きて~ハンセン病のいま~
2015年12月13日(日)放送終了
この数日間、ハンセン病の昔と今と未来を知るために、回復者の療養所がある瀬戸内海の大島という小さな島にいました。 お話を伺わせてもらい、社会の愚かさを知り、人間の気高さを感じ、生きることをおろそかにしてはいけないと、改めて身に染みました。 ハンセン病を知るきっかけをいただき、豊かに躍動する人間の生が、観る人のなんらかに活きれば幸いと思っています。
笹川陽平さんの視察に同行して、ハンセン病の最前線を2年間で17ヶ国取材しました。そしてその度に、「人間は何のために生きるのか」「人間とは何なのか」という根源的な問いにぶつかりました。それは恐らくハンセン病の患者・回復者の方々が、絶対的差別という極限状況のなかで生きているからだと思います。 今回、ハンセン病の療養所を初めて訪れた井浦新さん。彼も「生きる」ということの意味を根底から考えさせられたそうです。どうぞご覧ください。