放送内容詳細 日本経済と私たちの暮らしに多大な恩恵をもたらす電力。その約30%は原子力発電による。しかし、ひとたび事故が起これば、甚大な被害をもたらすのも原発。そんな中、今年、九州電力川内原子力発電所と関西電力高浜発電所が再稼働する可能性がでてきた。再び、原発由来の電力が私たちの暮らしを潤す。被災地が少しずつ復興へと歩みを進める中、福島県は今も10万人もの県民が避難生活を余儀なくされている。番組は、廃炉作業と福島復興の拠点でもあるJヴィレッジ内の特設スタジオから生放送し、政府主催の追悼式典や、午後2時46分の被災3県の表情を中継する。また、事故後の福島を伝え続けてきた安藤優子キャスターが今年も楢葉町(福島県双葉郡)など、原発20キロ圏内にとどまる住民を取材し、事故の影響とふるさとへの思いを伝える。さらに気がかりとなっている廃炉作業…思うように進んでいない理由の一つが汚染水である。今でも原発の建屋内に1日に300トンほどの地下水が染み込んでいるのだ。福島第一原発の今を酒主義久フジテレビアナウンサーが取材する。スタジオでは、原発事故を取材し続けてきた、福島テレビの坂井有生アナウンサーが模型を使い汚染水の発生理由と今後について、ゲストや専門家と共に考察する。原発の現状や、原発を巡る問題を様々な角度から取材することによって、“今、私たちが原発と生きる”覚悟を問いかける。 閉じる もっと見る 出演者 【キャスター】安藤優子 坂井有生(福島テレビアナウンサー) 【ゲスト】西田敏行 青沼陽一郎(ジャーナリスト) 丸井敦尚(政府の汚染水処理対策委員) 中川恵一(東京大学医学部附属病院・放射線治療部門長) ほか スタッフ 【チーフプロデューサー】立石修【プロデューサー】吉澤建一【総合演出】宇田川里【制作】フジテレビ