注目の若手・前田彩里選手は、去年の大阪国際で大学生日本記録を樹立、一気に飛躍する可能性を秘めています。岩出玲亜選手は19歳で挑んだ去年11月の横浜国際で10代日本最高記録を達成。三重県出身、愛知・豊川高校で育った地元ランナーは、若さを武器に優勝を目指します。
一方で忘れてはならないのは、今の女子マラソン界を担うナショナルチームメンバー。前田選手に加え、早川英里選手と伊藤舞選手が出場。早川選手は、名古屋は4年連続の出場で、過去2年はベスト記録更新。伊藤選手は2011年のテグ世界選手権の代表。2月の実業団ハーフでは、自己ベスト更新。初マラソンの地・名古屋で、マラソン初優勝と4年ぶりの世界への切符を目指します。さらに、2時間19分台の記録を持つ渋井陽子選手が3年ぶりに参戦。
今回の名古屋は、まさに日本女子マラソン界のオールスター。そして、名古屋ウィメンズマラソンの特徴は、世界最大規模の女性だけのフルマラソン。今年は過去最大の1万9千人超の女性ランナーがエントリーし、記録の更新が期待される。女性たちが早春の名古屋を駆け抜けます。（※出場選手は変更になる場合があります）