放送内容詳細

2014年6月、静岡・長野・山梨にまたがる南アルプスがユネスコエコパークに登録された。ユネスコエコパークのテーマは「人と自然の調和と共生」。南アルプスと同時期にユネスコエコパークに登録されたマレーシアのクロッカー山脈国立公園はボルネオ島にある。熱帯雨林の大自然が広がり、野生動物の宝庫といわれるボルネオ。“しょこたん”こと中川翔子がボルネオの大自然にじかに触れ、人と自然がどのようにつながりあっていけば共存できるのかを探る。そして以前はボルネオに生息していることが知られていなかった幻の象との出会いをもとめ旅に出る。案内はボルネオで長年動物の生態調査を行っている哺乳類生態学者の安間繁樹(やすましげき)さん。
ボルネオは日本との意外なつながりがあった。ケニンガウの街で電線にぎっしり止まっているのは日本でもおなじみのツバメだ。このツバメたち、なんと日本で子どもを産み育て越冬のためにボルネオまでやってくるのだ。
ボルネオは森だけでなく、豊かな海に囲まれている。実はこの豊かな海も森が大きな役割を果たしているのだ。その海ではウミガメの保護が行われていた。セリンガン島では産卵場所が狭まった分、海に帰るウミガメの数を減らさないようにするため、産卵された卵を保護しふ化させ海に帰している。しょこたんも子ガメを海に帰すお手伝いをした。
また、森の乱伐採により危機にひんしているオランウータンの保護施設では、子どものオランウータンを自立するまで保護し、自然に帰す活動を行っている。この施設ではオランウータンの生息域を広げるために驚くべきものがリサイクルされていた。
そしてこの旅のハイライト、ボルネオの多様性あふれるジャングルをクルーズし、たくさんの動物たちと出会ったしょこたん。そしてこの旅最大の奇跡の出会いが待っていた。しょこたんが「生涯ベストワンの光景」と言った幻の象との出会いだ。だが、なぜこの象たちが幻と言われるのだろうか。その理由とは?
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出演者

【旅人】
中川翔子

【ガイド】
安間繁樹

スタッフ

【制作統括】
横山英訓(テレビ静岡)

【プロデューサー】
宇佐美正之(テレビ静岡)
井澤達也(C.A.L)

【総合演出】
北山友亮(C.A.L)

【制作協力】
C.A.L

【制作著作】
テレビ静岡