一周忌特別番組 勘三郎最期の言葉~初公開映像が明かす壮絶生き様…家族愛700日全記録
一周忌特別番組 勘三郎最期の言葉~初公開映像が明かす壮絶生き様…家族愛700日全記録
2013年12月7日(土)放送終了

放送内容詳細

昨年の12月5日、日本中が悲しみに暮れたあの悲劇から一年。偉大な歌舞伎俳優・中村勘三郎が亡くなり一周忌を迎えた今、再び希代の名優の姿を振り返る特別番組。
これまで、病と闘う勘三郎や家族たちの姿は敢えて公表されなかった。しかし実は、その様子は家族によって撮影されていた。その映像や写真には、勘三郎が懸命に闘い、残した「真実」があった。今回この特別番組では“封印”されたそのいくつかを初めて公開し、勘三郎が残そうとしたもの、そして家族たち、中村屋一門の皆々に受け継がれたものが何なのか、明かしていく。
“新しい中村屋”はすでに全力で走り続けている。息子・勘九郎と七之助は父の遺志を継ぎ懸命に中村屋の伝統を守ろうとしていた。今年の10月、勘三郎一周忌メモリアルイベントが盛大に営まれ、そこに登場した“小さな中村屋”、勘九郎の長男・七緒八くん(2歳)が驚きの舞台姿を見せた。数千人の観客の前で堂々と見えを切り、満場の喝采を受ける七緒八くん、それは奇跡のような場面だった。皆、確かに感じていた、勘三郎のDNAを…。
そして11月には、勘三郎がライフワークとして力を注いでいた「全国の古い芝居小屋の再生」をめぐるひとつの物語が。注がれた愛情に報いるかのように芝居小屋の人々が動き、実現していく“勘三郎映画”の小屋上映が行われたのだ。駆けつける勘九郎に観客から万感の拍手が…それはまるで、勘三郎が舞台に立ったあの時と同じように…。
番組では、病と闘う日々を家族が撮影し“封印”していた秘蔵映像も初公開し、食道がん手術から亡くなるまでの131日間の闘いをひも解く。誰もが復帰を疑わなかった手術前の様子、手術はいったん成功、しかし誤嚥を起こし呼吸器をつけ言葉を奪われた生活に…気丈に振る舞う勘三郎の病室写真や映像、そこに彼の役者魂や優しさ、人間としての強さが垣間見られる。そして父と息子、妻と過ごした最期の時間。亡くなる前、勘三郎が呼吸器を外し残った力を振り絞って発した“最期の言葉”、それはある歌舞伎演目のセリフだった。勘三郎の生き様、彼が死の瞬間まで残そうとしたものとは一体何か?
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出演者

【ナレーション】
益岡徹
武田祐子(フジテレビアナウンサー)

スタッフ

【演出】
松木創

【プロデューサー】
西村朗
坂口和之進
後藤博

【制作協力】
共同テレビジョン

【制作著作】
フジテレビ情報制作センター