新しい歌舞伎座がいよいよ4月2日に開場となり、話題の歌舞伎界。こけら落としの興行にはそうそうたる俳優たちが名前を連ねる。その文字通り、ひのき舞台に立つことがかなわなかった男がいる。十八代・中村勘三郎だ。世間に衝撃を与えた昨年12月の急逝から4カ月、歌舞伎座開場の3日後には5回目の月命日を迎える。その日に放送するこの番組は、歌舞伎座開場スペシャル『今語られる勘三郎…役者の生き様夫婦の絆独占告白＆秘蔵映像300日』と題し、昨年12月7日放送の緊急追悼特番では描ききれなかった「中村勘三郎」を、共に闘った家族たちの独占インタビューや貴重な秘蔵映像であらためて振り返り、「中村屋」そして「歌舞伎界」の将来を見つめる。
番組の「案内役」には、歌舞伎ファンであるのみならず、勘三郎一家と家族ぐるみの深い親交があった松本潤。次男・中村七之助と同級生であり、勘三郎とは父と息子のように交流してきた松本だからこそ語れる言葉で、「勘三郎の生き様」そして「歌舞伎座への期待」を語り、番組をナビゲートしていく。