世界遺産への登録により観光客が増え、注目されている東洋のガラパゴス・小笠原諸島。しかし島の自然破壊につながる恐れもあると危惧されている。実は、本家・ガラパゴス諸島も同じ状況から危機に陥り、2007年から2010年まで「危機遺産」リストに登録されていた。小笠原も同じ轍を踏まないために今できることは?豊かな自然を守るためのヒントを求めて旅人“しょこたん”こと中川翔子がガラパゴス諸島に旅立つ。ガラパゴスでしょこたんを待ち受けていたのは、夢にまで見た固有種の生き物たち。イグアナやアザラシが街の人たちと同じように歩き回る姿に感激するしょこたん。生まれたばかりのゾウガメとの出会い、さらに人生2度目となるダイビングでは、クリームソーダ色の海で珍しいペンギンに遭遇する。その一方でガラパゴスの「もうひとつの状況」を知る。それは、原生林の奥で焼却されるゴミとゴミの山に群れ集う動物たちの姿だった。この旅を通じてガラパゴスの様々な顔を知ったしょこたん。旅の終わりには、ガラパゴス固有の植物を守るための植林にも参加する。憧れ続けた生命の楽園の旅は、彼女にいったい何を教えてくれたのだろうか。