特命報道記者X 2011

放送内容

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2011年12月18日(日)放送終了

番組紹介

“1000年に一度”と言われる未曾有の被害をもたらした「東日本大震災」。原発事故で苦しむ福島については、楽観論から悲観論まで、ありとあらゆる解説がなされる。実際のところ福島の25年後の姿はどうなっているのか? 事故から25年目のチェルノブイリ、汚染区域内外に暮らす人々の食と健康、生活の現状を徹底取材。福島復活への課題を明らかにすると共に、今後どのように原子力と向かい合っていくべきかを考える。

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取材概要

■福島20km圏内の現実
災害対策法により、報道記者も福島20km圏内(警戒区域)の取材は制限される。ごくたまに見る福島20km圏内の映像は、場所や時間が限定されたものがほとんどで、これまで汚染地域のありのままの現実を肌で感じることはできなかった。そこで取材班は、あらゆる人脈を駆使して、20km圏内の取材を繰り返した。信じがたい数値を記録する空間線量のなか、そこには、餓死した牛たちが朽ち果てている牛舎など、衝撃的な光景が広がる。そんな福島の未来は、どうなっていくのか。番組は、その答えを、過去の原子力事故に求める。

■ウクライナ・ベラルーシ/チェルノブイリ「食と健康」
原発への道すがら、「赤い森」と呼ばれる高レベル汚染地域に立ち寄ると、事故から25年経過ても空間線量で100μSを超えている。原発内には、未だ3500人が働き、使用済み燃料の管理などに勤しむ。
ベラルーシの汚染地域の畜産農家は、未だに汚染された牛乳の対応に追われていた。また、この一家の大好物である乾燥キノコも、取材班が検査場に持ち込むと、基準を9倍上回る汚染が判明。こうした汚染による内部被曝の影響を調べるため、ベラルーシ政府が手配する病院に向かうが、全員が徹底して「今はもう健康に影響しない」と答える。そこで監視の目を盗んで市内の病院を取材すると、健康被害に関して隠されてきた実態を知ることに…。国家ぐるみの、原子力にまつわる情報統制を目の当たりにする。
ウクライナでは、汚染地出身の孤児が受ける、困難な心臓の手術に密着する。

■福島20km圏内に帰る日
福島原発のある大熊町は、すっぽりと警戒区域の中にあり、すべての住民が集団で避難生活を強いられている。先日行われた町長選挙では、いつの日か必ず帰るという公約を掲げた現職が勝利した。町長と共に大熊町に入り、除染の実際を視察すると、簡単には戻れない実態に直面する。肩を落とす町長だったが、町の端に比較的線量が少ない場所があり、その「希望の場所」への集団移転を目指す。

■中国情報統制の実態
中東・アフリカを中心に、FACEBOOKなどの情報ツールの発達が民意を増幅して、長年に渡る独裁体制を崩壊へと導くケースが相次いだ今年、取材班は、隣国、中国で進む、独裁体制維持のための情報統制を取材した。高速鉄道衝突事故で、噴出した鉄道省や国家への反発に対し、遺族たち、そしてメディアへの圧力の実態が明らかに。当局を批判して、その発言がネット上から削除された「消えたキャスター」の行方を追う。また、中国で多発する「子供の誘拐」を巡り、被害にあった親たちの活動を妨害する地元警察…その一方で、誘拐グループの摘発を声高に叫ぶ当局、その意図は? そして、取材班は、情報統制の最前線、中国ネット警察に潜入取材。中国の民意と情報統制の行方はどうなるのか、徹底検証する