イタリアで予告されたテロから日本人を守るため、外交官・黒田康作（織田裕二）がクリスマス目前のローマに派遣された。黒田の着任早々、ひとりの日本人少女（大森絢音）が失踪する。彼女は、亡き夫との思い出の地であるイタリアを訪れた旅行者・矢上紗江子（天海祐希）の愛娘だった。
この事件の通訳担当となった黒田は、紗江子へかかってきた犯人からの電話を受けたことで、彼女の“偽りの夫”として事件に巻き込まれていくことに。しかし、警察のミスにより警察の介入を犯人に見破られるなどして事件の解決は遠のいていく。
やがて、ひとりの日本人少女の誘拐事件は、大規模な連鎖テロへ発展し、イタリア全土に広がっていく。捜査が混迷を極める中、黒田は事件の鍵がイタリア南部の港町・アマルフィにあることを突き止めるのだが…。