名古屋やっとかめ探偵団
名古屋やっとかめ探偵団
2010年6月20日(日)放送終了

放送内容詳細

「どえりゃあことが起こったぎゃあ」(名古屋弁で「すごいことが起こったぞ」)。
まつ尾婆ちゃん(橋爪功)は名古屋の下町で駄菓子屋「ことぶき屋」を営んでいる。普段からまつ尾婆ちゃんの人柄を慕ってみんなが集うその店で、今日は常(小松政夫)、かねよ(石倉三郎)、ハツ(佐藤B作)ら婆ちゃんたちが大騒ぎになっていた。近所の家で殺人事件が起こったのである。殺されたのは同じ老人会の二枚目のお爺さん・堀井民次(堀田眞三)。包丁で刺されて殺されたのだ。まるでお芝居で見た男と女の色恋沙汰の物語のようだと口々に言い合う婆ちゃんたち。一方、駄菓子屋の2階には未来(佐藤めぐみ)という女刑事が下宿している。女だてらに気の強い未来は問題ばかり起こして、東京から名古屋に左遷されてきてまだ1年。当然、名古屋のことが大嫌い。言いたい放題悪態をついているのだが、そのうち、まつ尾婆ちゃんは未来が民次殺しの犯人として、民次の息子の嫁・紀子(大塚良重)を疑っていることを知る。民次はぼけが進んでいて、紀子は介護に疲れ切っていたというのだった。紀子は親を殺してしまうような人間じゃない…紀子をよく知るまつ尾婆ちゃんは捜査が間違っていると歯がゆさを募らせる。ところが、まつ尾婆ちゃんのまわりの婆ちゃんたちは諦め顔。介護に疲れてしまうのはしょうがないというのだ。まつ尾婆ちゃんはいてもたってもいられなくなる。探偵団を結成し、真実を明かさなければいけない。
まつ尾婆ちゃんの決心に盛り上がる、常、かねよ、ハツら婆ちゃんたち。年寄り4人がそれぞれの特技を活かして“やっとかめ探偵団”を立ち上げる。やがて、まつ尾婆ちゃんは大きな情報を手に入れる。民次の遺体の胸の上に、サンゴのブローチがあったというのだ。いったい何のメッセージなのか。そして第2の事件が発生。その現場にもサンゴのアクセサリー。紀子の失踪。“やっとかめ探偵団”の前に立ちふさがる謎につぐ謎…。ときに思慮深く、ときに図々しく、未来とぶつかり、世間の義理人情に涙して進む探偵団の先にあるものは…。
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出演者

橋爪功
小松政夫
石倉三郎
佐藤B作
佐藤めぐみ

ほか

スタッフ

■企画
 西本淳一(東海テレビ)

■原作
 清水義範「やっとかめ探偵団」(光文社)

■脚本
 浅野有生子<「安宅家の人々」など>

■演出
 白川 士(ザ・ワークス)<「リセット」など>

■プロデューサー
 風岡 大(東海テレビ)<「夏の秘密」など>
 角田正子(ザ・ワークス)<「近松刑事(伊東四朗)シリーズ」など>

■制作
 東海テレビ放送
 ザ・ワークス