今年も晩秋の福島路で女性ランナーたちの熱き戦いが繰り広げられます。3連覇を狙う東京は前大会5区で連覇の足がかりを作った野尻あずさ、2003年と2006年の全日本実業団女子駅伝で区間賞を取っている実力者・橋本歩、前回7区で1位の走りを見せた大槻みちるで今年も優勝を狙います。千葉は注目の永田幸栄がエントリー、他にも今年の全日本実業団ジュニア3000m2位の永尾薫、23回大会5区区間賞の才上裕紀奈、 山根朝美と十分優勝を狙えるメンバー。昨年大健闘の新潟はふるさと選手で山口麻衣子をエントリー、国体強化で強い高校生を揃え、上位を目指す。また注目は長野、世界クロカン代表の清水裕子や日本インカレ10000m4位の小田切亜希などメンバーをそろえ上位に食い込んでくる事は必至です。昭和60（1985）年、女子長距離ランナーの育成を目的に始まったこの大会、回を重ねるごとに実を結び、 昨年は全チームが第1回の優勝タイムを上回りました。また、2009年ベルリン世界陸上のマラソン・長距離代表10人のうち、8人がこの大会の経験者です。番組では将来日本のエースとなる若手選手の活躍も追いながら、筋書きのないドラマが生む「駅伝のおもしろさ」を、迫力のある映像、そして愛情溢れるコメントで定評の増田明美と、弘山晴美の解説でお伝えします。