痴漢容疑（罪状：強制わいせつ）をかけられたが無実を訴え続ける主人公（水谷豊）。数カ月も拘留され、有罪判決を言い渡されてしまう。初めは裁判の知識も全くなかったが、家族と共に会社や裁判と闘い、現代の社会で正直に生きる事の難しさや、今まで気付かなかった自分の中にある正義と偽善、友人たちの真の姿、忘れていた家族との小さな喜びと偉大なきずななどを見出して行く。果たして無罪判決を手に入れることはできるのか̶。
　そして、すべてが終わった時、ごく普通のこの家族がこの事件によって何を失い、何を得る事ができたのか？ただ、現実をドラマ化するというだけではなく、事件を通して社会をどう生き抜いていけば良いのか、家族と他人とどう向き合えば良いのかをドキュメンタリータッチで描き、登場人物たちの姿を追って行きます。
　自分や家族が、事件に巻き込まれたら……わが身に置き換え、このドラマを家族や仲間とご覧になってください。
　“他人事”でも、単なる“不運な人たち”でも済まされない現実がここにあります。