原寸美術館 お台場合衆国ラロックの聖母SP<メディア工房>
2009年8月19日(水)放送終了

番組紹介

はじめに
美術界では21世紀に入り、人類の遺産となるような偉大な芸術作品の発見が公表されています。
日本では運慶作の仏像が発見され話題になりました。エジプトでは王家の
墓が新たに発掘されたといわれます。先の戦争で焼失したと信じられていたゴッホやルノワールの絵画が、美術品市場に突然出品され、オークションにかけられた事もありました。
しかし、その全てが色褪せるような、今世紀の最大級の出現が『ラロックの聖母』発見のニュースかもしれません。
フランスをはじめヨーロッパの多くの国が、発見されると即座に国家管理を命じる偉大な画家「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の作品であるとの可能性が指摘されているからです!

その「現物」が日本で公開される。

そこで
「美術のオッカケ」であり「美術のオタク」を任じるアートディレクターにしてエッセイストである、結城昌子氏とバカリズム升野英知氏が「現物」と対面された時に・・・?
彼女の視点は『美術を楽しむ』ために、限りなく画家の筆先にどこまでも近付きたいと追求し、同化する勢いに特性があります。一方の升野氏はピュアな感性で接してきました。
彼らのトークはこれまで美術界の権威とされる芸術家や美術研究者は、日本の美術ファンの大多数が相容れない難解な評論を展開していたのかも、と思わせるほどに興味深いものです。

楽しむ
これまで『原寸美術館37V版』は37インチのテレビ画面を凌駕する大きなサイズの世界の名画を選択し“楽しむ”旅を続けてまいりました。
しかし今回は趣を変え、視聴者に徹底的にお楽しみいただく、可能性を求めてのご提案です。これまでの多くの美術番組を超えるテレビの解像能力を駆使して、絵画の細部を拡大映像で活写し、画家の筆使い、色彩と構図、絵の具などの画材、画法を推理し想像する、『美術を楽しむ旅』
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出演者

升野英知(バカリズム)、結城昌子